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人間観察のクセ

みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡

最近、僕の大好きなスーパーマーケットの入り口で、派手な色の法被を身にまとい、お客さんを勧誘している人を見かけるようになった。それも決まってお年寄りばかりを狙って………。

僕なんかスルーですョ。目も合わせてくれない。これはいくらなんでも失礼ですよネ。スーパーマーケットという場所をお借りして営業をしている訳だから、せめて「いらっしゃいませ」の一言が言えないのは非常に残念です。

そんな一言が言えないのなら、成功する確率は皆無でしょう。なんでそんな事すら分からないのか?

答えは簡単です。自分たちの事しか考えていないからです。自分たちの利益の事しか頭にないからです。つまり、阿保の所業なのです。

だから遠くから買い物かごを持って見ていると良く分かるのです。不審者扱いされるのは御免なので、僕は買い物かごに椎茸と葱を入れ、入口をガン見します。

好きでもない仕事をさせられているのでしょうか、法被を着た2人の若い女性は共に不愛想。姿勢も悪いし、ぼーっと立っているだけ。マジでみっともない。

お年寄りが入店すると、すぐに笑顔を発動して声掛けをするも、声掛けのタイミングが悪すぎる。カートに籠を乗せている際に声掛けしたら駄目でしょう。ちゃんとカートを押して前方を見た時点で声掛けを行うべきです。

すると業を煮やしたのか、スーツを着た男性が2人のもとに駆けつけ、何やらアドバイスを始めた。冴えない表情で男性の言葉に耳を傾けている2人の女性。おそらく2人はアルバイトではなく正社員のはず。きっと営業部の企画課でこのようなイベントを行っているのでしょう。

男性が去った後で2人がどうなったかと言うと、さらに悪くなった。真っすぐの姿勢で立っていることができず、声をかけるタイミングもバラバラ。逆にカートを持ったお客さんから、手で払いのけられる仕草までされてしまいました。

2人の女性はもう泣きそうです。これは選手交代ですネ。ってか、コールドゲームで撤退ですネ。

イベントを企画して実行する事には賛成ですが、ではなぜこのような事態が発生するのかと言うと、明らかな準備不足。これに尽きます。シュミレーション不足ですョ。

それと冒頭で申し上げた通り、自分たちの利益の事しか考えていないのが原因です。お客さんの事を二の次にしているからこそ、うまくいかないのですョ。それが仕事の段取りに表れ、社員のモチベーションや仕草に表れるのです。

ただし、お客さんを『神様』と奉るのは僕も反対です。やり過ぎです。そこまでしなくても、お客さんに対して尊敬の念を持って接することが肝要なのです。


この日、僕は買い物かごを持ったまま、20分以上、スーパーマーケットの野菜コーナーにおりました。通報されても仕方が無いくらい、入り口の女性2人を観察しておりました。

物書きを志して以来、人間観察がクセになっているのです。相すみません。

このあと、僕は急いで買い物を済ませて帰宅しました。

翌日以降、法被を着た女性は今日まで現れておりません。

めでたしめでたし。アーメン!



【了】


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