夏の写真
みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡
表題の写真は8月31日の沖縄。当時、僕は沖縄に住んでおりました。仕事の関係でビーチに行き、その際に撮影した1枚です。
僕らの時代であれば8月31日は夏休み最後の日。子供の頃の僕は夏休みが終わるのがとても嫌で残念で、朝の5時から起きて遊んでいたのを今でも覚えています。
そんなことを思い出しながら撮影した1枚。確か時刻は18時を過ぎていたと思います。後ろ髪を引かれる思いでみんなビーチから帰っていく中、僕はポケットからスマートフォンを取り出し、寂しさを感じながら撮りました。
なんの設定もせず、単にシャッターボタンを押しただけなのに、センス良く撮れたので「嗚呼…僕って凄くない? これはつまり写真家になれってことなのかなあ」なんて勘違いをしながら、後頭部をボリボリとかきました。
逆光なのでビーチ全体の色が失われただけと思ったけど、やはり夏休み最後の日という寂しい想いが、この1枚に宿ったのではと今でも信じて疑いません。
この写真を見る度に、僕は『夏の落とし物』を考えます。あの夏に落とした物をもう一度取りにいくことはできないのかと………。残念ながら取りに行く勇気がなくて、せつなさを噛みしめるばかりで、ずっと後悔の連続です。
だけど夏の落とし物があることで、せめて日常生活だけは後悔しないようにと、思えるようになったのも事実。夏の落とし物と後悔の念が、僕をここまで成長させてくれたのだと考える今日この頃なのであります。
だからネ、夏は暑いから部屋から出ないとか、虫が大嫌いだから外で遊ばないとか、四の五の言わずにサ、暑さをバネに、風を頼りに、青空に導かれながら、思いっ切り夏を満喫し、後悔しない夏を過ごして欲しいと、僕は今の子供たちに伝えたいです。
なにもピーカンの昼間に行動しろとは言いません。時間帯を選んで行動して夏を楽しむのです。楽しんだ夏は確実に君たちを大人へと成長させてくれます。その際、必ず落とし物をしていることに気づきます。その落とし物に気づき行動できる人だけが、チャンスを掴んでいくのです。酷なことを言って恐縮ですが、これ、現実です。これ、ガチです。
僕は落とし物こそ気づいたけど、意気地なしのヘタレなので勇気が出ず、ことごとくチャンスを掴み損ねました。行動力がなかったのですネ。
だけど、これも人生。これが僕の人生なのですョ。
まあ今となっては良き思い出です。この懐かしさと後悔が合わさったルービーを飲むことも、短い夏の醍醐味なのです🍻
本日も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
後悔しない夏を過ごそう☆彡
【了】
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