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真夜中の攻防

みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡

「嗚呼…寒い。布団をもう一枚出しておけば良かった」

時刻は不明だけど、おそらく午前3時くらいに目覚めた場末のkindle作家。毛布1枚と布団1枚をかけて就寝する季節が過ぎたのかも知れない。しゃむい。

僕はベッドの中で両足を器用に使い、ズレた毛布と布団の微調整を行った。これで少しは暖かくなるだろう。

しかし、今から起きて押し入れから布団を取り出すのは面倒くさい。それにやっぱり布団は外に干してから、お天道様にガン見をしてもらったあとで、使用したいじゃないですかあ。

「でも…このままの寒さで、果たして二度寝ができるのだろうか」

僕は寝返りを打ちました。放屁をしようと力むも不発に終わりました。

もう少し暖かくならないかと思った僕は、布団内から両腕を出して天井に向けます。そして目を閉じたまま両腕を動かしていきます。パラパラの練習です。

だけどすぐにやめました。二度寝はおろか、「阿保」になってしまう気がしたからです。

他の選択肢としては、ベッドから起き上がり箪笥からトレーナーを取り出して着用する。これが一番無難だと思うのだけれども、部屋の照明をONにしなくてはならない。すると睡魔がどこかに飛んで行ってしまい、二度寝ができなくなる恐れがあるのだ。

「わ、若人の頃はそれでもよかったけど、齢40を超えたらそう簡単に二度寝ができなくなるんだョ。畜生!」

もう一つの選択肢としては、ホッカイロを使用する。こちらは時期尚早かと思われます。そこまで寒くないし、仮にホッカイロを使用した場合、おそらく布団内が熱くなりすぎて、無意識のうちに布団と毛布を蹴とばし、朝起きたら、「嗚呼…喉が痛い。扁桃腺が腫れた。風邪をひいたゾ。畜生!」となってしまう可能性があるのです。

それにホッカイロをどこに置いてあるのか、把握しておりません。よって、捜索から始める事になるので確実に睡魔は「スリジャヤワルダナプラコッテ」まで飛んで行ってしまうことでしょう。それでは本末転倒です。

もう一度僕は寝返りを打ちます。そして再度、放屁に失敗。絶望します。


「ってか、こんな事を考えているから二度寝ができなくなるんだョ。もう何も考えるナ。思考を停止せよ。レインボーブリッジを封鎖せよ」

僕は身体を縮ませて寝ています。お母さんのお腹で寝ている赤ちゃんのような状態です。この状態が功を奏したのか、目が覚めた時より、確実に布団内が温かくなっております。あとは睡魔を待つのみ!

「ぶ…ぶぶぶーん」

カブの音です。おそらく朝刊の配達時間でしょう。ってことは、午前4時を過ぎた可能性が高い。あと2時間弱で起床時間。つまり、1時間以上も布団内でモジモジしていた事になる。


マジで、ガチで無駄な時間を過ごしてしまった。早く寝なくては………。


結果、僕に睡魔は訪れませんでした。

「もう…起きようか。今日は金曜日。今日を凌げば2連休だ」

なんて珍しくポジティブに考えた場末のkindle作家。

「ブブッ!」

朝一番の放屁をしたところで、僕はベッドから起き上がりましたとサ。


本日も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。


眠いけど、本日もよろしくお願いします☆彡




【了】



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