仕事納めの朝
みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡
僕は部屋の窓を開けた。お天道様は確認したけど、風が冷たい。現在の気温は3℃。空気がカラカラだと感じる。
「蒼天ョ………本日が仕事納めになります。今年も1年間、お守り頂きましてまっこと、ありがとうございました。おおきにぃ」
なんて慣れない京都弁を使用しながら、僕は頭を垂れました。
「ではではでは。寒いのでこれにて失礼致します」
僕は部屋の窓を閉めた。そしてすぐさまカーテンを『しゃーーッ』と音を立てて閉めた。
本日が仕事納めだからなのか、僕は珍しく朝食を拵えた。
白米、納豆、白だしを使用した玉子焼き、白菜とワカメのお味噌汁、香の物にキムチ、りんご酢、そしてバナーナ。
「手と手を合わせて仕合わせ…じゃなくて、いただきまあすぅ」
結果、とても美味しい朝食を食べることができました。何度も申し上げますが、やっぱり朝食は和食だネ。だって食べたあとに身体が喜んでいるのが本当に分かるんだもん。逆に毎度毎度揚げ物やファーストフードを食べていたら、マジで身体が怠くなるのが分かるんだもん。これ、マジだもん。
歯磨きを終えたあと、高野山で用を済ませた。スッキリ。両手をきれいに洗ったあとで、着替えました。おパンツも履き替えました。
「ヨシ。準備万端だ。ちょっと早いけど家を出ようかな。だって今日は仕事納めじゃん。お昼はお寿司じゃん。やったね。わーい。わーい」
僕は嬉しさのあまり、その場でパラパラを踊りました。腕の角度も良い感じです。こちらも上達しておりますョ。
ってか、僕はどれだけ仕事が嫌いなのでしょうか。本日が仕事納めだと再確認した結果、嬉しさのあまりパラパラを踊ってしまうくらいですからね。お恥ずかしい限りです。アーメン!
玄関を出ると、野良猫たちが集まってきた。
「おはよう。おはよう。僕は今年最後のお勤めに行ってくる。15時には帰る予定だから、そのあと遊ぼうョ。だるまさんが転んだにしようか?」
しかし、野良猫たちは僕がご飯を持っていないのを確認すると、僕に尻の穴を見せつけながら、ダルそうに茂みへと消えて行った。
「では、安全運転で参りましょう。毎朝出勤前にコンビニに寄る人たちの意味が分からない。無駄遣い厳禁! もし昼飯を購入しているのなら、日の丸弁当でも拵えて持参した方が、懐事情にも身体にもベターですョ。ちなみに僕は梅干しが食べられないから、代わりに青唐辛子入りの海苔の佃煮を乗せるけどネ」
なんて一人不満を吐いたところで、出発。
まだ冷え切っている車内でブルブル震えながら、会社へと向かいました。
本日も最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました。
そして今年1年間、お疲れ様でございました。
「万歳、万歳、万々歳🙌」
【了】
とらねこさんとのコラボ企画『kindleマガジン』発動中!
参加希望の方は下記よりコメントをお願いします!(^^)!
拙著もどうか読んでやってください(^^)/