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占いや易学を信じますか?

みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡

過日。オープンテラスのカフェで久しぶりにアイスコーヒーを飲んでいた。普段はほとんど水しか飲まなので、久しぶりのアイスコーヒーをチビチビ飲みながら、目の前を通過していく人たちを眺めていた。

「嗚呼…あとでカレーライスでも注文しようかな」

なんてのんびりしていると、後ろの席に2人組の女の子が座った。

「ねえねえ、今日のさそり座は運気が1番だったの。だからネイルをラッキーカラーのピンクにしたんだ」

早速おしゃべり開始です。

「ちょーカワイイ。でも今日のA型も1位でね、ラッキーカラーがホワイトだったから、このワンピにしたの」

「いいね。そのワンピお似合いだョ。ってか、そのワンピの白さ半端ない」

2人ともどうやら占いに興味がある若人。特に今も話題に出た星座と血液型占いが人気のようだ。
でも血液型占いを信じているのは、日本のみという説もある。


まあいい事だけを信じて行動に移すことは、何もしないよりかは評価できると思う。だけどそれに依存し過ぎるのも良くない。何事も平々凡々がちょうどいいのだ。

「さそり座は1位だったけど、ゲッ〇ーズの占いだと、今日は△。買い物日和ぢゃないの。ちょっとショックだけど、でも今日買わないと絶対に売り切れるから! だから今日にしたの」

「わかるぅー。私も細木〇子の娘? の占いだと、今日はバッドデイ。家に引きこもるのがベストなんだけど、でもさ、休みの日に引きこもるって、ありえなくねぇ? って思ったから、逆に誘ってくれてマジあけみに感謝だョ」

その後も2人の女性は、占いを中心に楽しいおしゃべりに没入して行った。

僕の横を店員さんが通過する際、「あっ…すみません。カレーライスを下さい」と言った。すると店員さんがライスの量と辛さをどうするのかい? と聞かれたので、ライス300gの2辛でお願いしますと、やんわりと言った。

僕はそんな彼女たちに触発されたのか、子供の頃、ずっと家の本棚に置いてあった「高島易学」を思い出した。確か「九星気学」だったと思う。

毎年、母親が高島疫学のページをめくっては、読んでくれた。
「あたなは四緑木星だから、今年の運気は小吉。まあ良い運気じゃん。どんどんチャレンジしないとネ」
なんて言われたのを懐かしく思う。

僕はポケットからスマートフォンを取り出し、「四緑木星」と打ち込んで検索。一番上に表示されたサイトを訪問し、四緑木星の運気を調べて見た。

すると去年と今年が大凶となっている。噓でしょ? 2年連続なんてあり得るのかしら?………なんかおばちゃんみたいな口調になってしまったけど、僕は大いにショックを受けた。

だけど大凶2年間、24ヶ月のうち、およそ16ヶ月が経過した今、日常生活や仕事において、大きなトラブルなどは皆無だ。うれぴー。

逆に良い事があったかと言えば、思い出せない。いつもそうだ。楽しい想いでは忘れていくのに、嫌な想い出は時おりフラッシュバックする。それは僕がネガティブな性格だからだろうか。

2年連続大凶では救われないので、僕はその先も調べて見た。すると、来年は一気に運気が上がって「中吉」だ。なのでできれば今年は我慢をして来年に全てをぶつけるのが良かろうと書かれている。

まあ確かに運気が悪い時に引っ越しをしたり、ギャンブルをしたり、転職やマイホームを購入するとアカンみたいな事は、聞いてきた。まあそれも結果論だと思うけど、でも厄年然り、僕を含めた日本人はネガティブな方が多いのかも知れない。

そのまま調べていると、僕は愕然とした。目の前が灰色に包まれた。

なんと、来年が中吉で、その翌年から2年間、凶と大凶という文字が僕の目に飛び込んできたからだ。

本当に? マジで? おかしない? 

つまり、去年を含めた5年間の運勢は、以下の通りとなる。

去年:大凶
今年:大凶
来年:中吉
再来年:凶
3年後:大凶

僕の視界が灰色に包まれるのもご理解頂けると思います。もうお先真っ暗。マジで来年に全てをかけないと、このままズルズルと凶と大凶に引っ張られてしまうではないか………。


「お待たせ致しました。カレーライスでございます」


テーブルの上に置かれたカレーライスを食べるも、全く味がしなかった。辛さも感じなかった。

絶望します。

僕は重い腰を上げお会計を済ませると、その足で神社へと赴き、財布から500円玉を手に取った。そして3分以上に渡って神様に救いを求めてから帰宅したのでありました。


みなさんは、占いや易学を信じますか?


僕は、シンジナイカラネ!




【了】



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