創造性 VS 管理過剰
遠足や修学旅行など、学校外に出かけることは楽しい思い出ができやすいです。
いろんな行程は決まっているのでしょうが、その中で、「自由」になる時間が生じるからです。
例えば、遠足などの昼食時間で、90分ぐらいのお弁当(自由)時間が与えられると、自分なりに「30分で弁当を食べる。その後、おやつを食べる。残り時間で友達と遊んで、集合時刻の5分前ぐらいにトイレに行っておこう・・・」などと、計算します。「〇時に、○○(どこ)に集合する」という「最後の行動」が示されることで、それまでの時間を「自由」に使い、自分なりに工夫することができます。
逆に、いちいち細かく時間や場所などの指示を出されたらどうでしょうか?
きっと、細切れに時間が与えられることになり、自分で工夫する満足感が得られません。指示されて「言われたことをこなす」状態になります。
この、指示が行き過ぎれば、何もかもが先生(大人)に決められてしまう、管理過剰な状態になります。
これだと楽しさが半減、いや全く感じないし、集合などの動きも悪くなりそうです。その人自身が意欲をもって動こうとしなくなるからです。
人は知的な存在です。
ある状況を与えられると、自分でそれに応じた行動をしようとします。
逆に管理過剰で指示ばかり出され、「自らやる行為」から「やらされる行為」に変換されると、やる気を失ってしまいます。
仕事などで、上司から「任される」とやる気になったり、予想以上の成果が出やすかったりするのも、きっと、その人の意欲が伸び、創造性を出しやすくなるからではないかと思われます。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです