トイレ掃除と金脈
「トイレ掃除をすると人脈と金脈を得られる(が広がる)」
というような言葉をたしか、小林正観さん(故人 心理学博士、教育学博士)の本で読んだ覚えがあります。
正直言って、その言葉を信じ、ある時期、のめりこむようにトイレ掃除やごみ拾いなど、いろいろと取り組んだこともあります。しかし、お金が儲かる(増える)ことも、友達が増える事もありませんでした(笑)。
では、何も効果がなかったのでしょうか?
答えはNO。結論から言えば、やはり効果がありました。
そして、別の意味で人脈も金脈も広がり(得られ)ました。しかし、それは、自分がかつてイメージしていたようなものではありませんでした。
金脈は直接、「おカネ」を得られるというイメージしかありませんでしたが、多くの人との交流の中で、「得難い経験」「情報交換」「本などの書籍を得る経験
」ができました。
例えば、自分の経験を発表してほしいと依頼があり、発表の機会が与えられたことなどがあります。
また、トイレを一緒に掃除したことをきっかけに、一人新聞やはがきの交流で、今までの自分では考えつかないような見方、考え方を教えて頂く機会も増えました。
これは「豊かさ」を手に入れたという意味で「金脈を得られた」と同じ、いや、それ以上の事だったと感じています。
トイレ掃除をすればそうなるというより、掃除をする中で、余計な「自我」(自己中心的な考え)が減っていき、「流れがスムーズになった(詰まりがなくなった)」ことで、本当は身近に、目の前にあった素晴らしい人との出会い、交流に「気づける自分に変わった」ということかと思いました。
今までも、いろんなご縁や豊かさが自分に与えられていたのに、狭い見方、考え方に囚われて、気付いていなかった、そして、チャンスを逃していたのかなと思います。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです