よんだ本・2
最初にオーディブルで聴いて「なんか凄い!」と感動して紙の本も買った、『手ぶらで生きる。』
私は、捨てるのは苦手なのに新しいものを買うものだから部屋はぎゅうぎゅうになってしまう。見えないところに隠すけれど、見えなくなったら無いのと同じ。また新たに買ってしまう。
「やりたいことがやれていない」と感じていた。
時間がない、と言う割に何もできていない。イライラが募っていた時期にたまたまオーディブルで聴き流していた本書で気づかされた。私は物を持ち過ぎている…!
というか片付けすらまともにできてないじゃん。
机の上は何種類かの編みかけの毛糸たちが散乱。書きかけのノートは開いたまま。ペンは何本も出っ放し。使ってしまわれていない物がそのままになっている。床には脱いだ服が点々。雑念ってこういうことだろうか?ラジオの電波が混ざって聞こえるあの不快な感じをモノから感じる。
私、本当は何がしたかったんだっけ?
私のやりたいことってなんだっけ?
本書の中で
「身の回りを「大大大好き」で固めて毎日を気持ちよく過ごそう」
と言われて、私の大大大好きってなんだろうと改めて考えた。
部屋を見渡して大大大好きではないモノだらけだなと気づく。好きではあるがラブではない。
よし、捨てよう。
もったいないおばけのせいで捨てきれてはいないのだけど、かなり捨てた。服もイマイチなものは捨てた。そうしたらほとんどなくなった。本も、何度かトライしてかなり絞った。
そして思った。
何を持つかはどう生きるかに直結しているんじゃないか?
何が好きか、何を重要視しているかは自分と向き合わなければ出てこない。
何を持つのか。何を持たないのか。
自分の体が何を欲しているのか、どんな感触が好きなのか、本当に知っているだろうか?
他人の「いいもの」に惑わされず流されず、自分が心地いいもので生きていけたらそれはそれは幸せな生き方だな。