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ごうわく。

〇〇「…びっくりしたぁ。なにしとん…?」
小西「見た分かるやろ、猫や猫」
〇〇「んなん見たわかんねん。なんで猫や言うとんねん」
小西「ハロウィン近いやろ?サービスやサービス。感想の一つも言われへんの?」
〇〇「えらい押し売りなサービスやな…」
小西「……しょーもな。そんなんやからモテへんねん」
〇〇「余計なお世話じゃ!」
小西「はいはい、どうせ小西の押し売りですよ…。悪ぅございましたね…」

〇〇「感情ジェットコースターか。上がり下がり激しいな」
小西「……」

小西は俺を無視して、スマホを操作する。

〇〇「…えーと、小西さん?」
小西「別にええし。皆は可愛い言ってくれるし?」

見せびらかすように、スマホの画面をこっちに向ける。

〇〇「…ふつーに俺より女子にモテるん止めてくれる?」
小西「間違いなくあんたよりモテる自信はあるなぁ。女子にも男子にも」
〇〇「…人を正論でグサグサ刺すんは楽しいかぁ?」
小西「めっっっっちゃ、おもろい笑」
〇〇「どんだけためんねん…!ムカつくゥ!」

でも本当のことなので、ぐうの音も出ない。

小西「で、そんな非モテに付き合ったってる可愛い彼女に言うことないん?」
〇〇「………かわいいっす」
小西「何照れてるん笑 キッショ笑」
〇〇「人の心とかないんか!?」

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