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ロックバンドチャイティーヨ 透明少女と僕と。

僕は布団の中で目を覚ます。
時刻はちょうど目覚ましのアラームがなる5分前。
体内時計の調子は良さそうだ。
僕は布団から出ると、電気ケトルに水を汲んでスイッチを押す。
携帯を充電器から外してテーブルまで持っていくと、アラームが鳴るのですぐに止めた。
キッチンの引き出しを開けて、少し悩んで煎茶の茶葉を取り出す。ついでに急須と湯呑みも。
ケトルが湯を沸かし終えた音がしたので、まずは急須に湯を注ぐ。全体に湯が行きわたるように軽く回したら、それを湯飲みに注ぐ。
茶葉をティースプーンで急須に入れて、湯呑に入ってる湯を戻し入れる。
携帯のタイマーを起動して、僕は目を閉じた。
カウント45秒。
ここというタイミングで目を開き、タイマーを止めると、表記時間は46秒。本当に今日は体内時計が好調らしい。
急須から湯呑みへ茶を注ぐ。
綺麗な煎茶色。
味も美味しく淹れられた。
喫茶に勤める以上、日頃から珈琲を嗜むことが多いので、家では意識してお茶を飲むようにしている。
茶を淹れる行為に集中しすることで、日頃からマインドフルネスに親しむ習慣をつけるために。
大手の企業なんかは、マインドフルネスを学ぶために、茶道をならったりする所もあったりするそうな。まぁ、お師匠…麻衣さんから聞いた話だけど。
そういえば、元はと言えば座禅を調べるところから、僕のマインドフルネスは始まったんだったなって最近思い出したりしてる。
もちろんきっかけはZAZENだ。

〜〜〜〜〜〜

早いもので、すっかり冬本番。
師走とはよく言ったもので、猫も杓子も今年も早かったね、なんて言い合う時期だ。
個人的に冬は好き。
冷たく乾いた鉄風の季節。
ホットの珈琲も、暖かいお茶も、
より美味しく感じられる。
あと、服がたくさん着れるのもいい。
女の子の冬服も、マフラーに巻かれてふわっとする髪も個人的に好きだし。
夏は、ちょっと、目のやり場に困るし…。
準備を済ませた僕は、ギターケースを担いで、オンボロ自転車に跨る。
実家から回収してきたオンボロ愛車は、あちこち錆びついていて、いい加減引退させろとでも言うかのようにキイキイと音を立てる。
住んでるアパートの駐輪場は野ざらしで、ずっと雨風にさらされた結果だ。
自転車の買い替えをするのもいいけど、大学生の間に免許の取得を真剣に考えるべきかもしれない。
遠出することがあんまりない上に、その出かけ先でお酒が飲めないなんて、なんのために取得するんだ?という心の声が、踏ん切りをつけるのを邪魔してる。
飛鳥さんも免許とりたいんだけどな〜と仰ってたので、改めて誘ってみるのもいいかもしれない。
そうこうするうちに、チャイティーヨに到着。
今日は11時〜14時までの変則的なランチ営業のみ。
明日も臨時休業となっている。
理由は勿論、今晩がライブ本番だから。
営業が終了次第、僕らもBuddiesへ移動する。
今日も臨時休業にする案もあったのだけど、できる範囲で通常通りの営業はしたい。ということで意見は一致した。売り切れた場合はその時点で閉店だ。

〇〇「おはようございます」
飛鳥「おはよ」

いつも通りのスペースで、いつも通りの挨拶を返してくれる飛鳥さん。

〇〇「飛鳥さん、やっぱり免許取りに行きません?」
飛鳥「ん〜。まぁ、あったほうが何かと便利だよなぁ…」

突然の振りだけど、ここ最近話していた内容だからか、飛鳥さんもするりと、受け取ってくれる。

〇〇「チャイティーヨ終わりに1コマか2コマ受けて、定休日に何コマか受ければ2、3ヶ月で取得できるんじゃないですかね」
飛鳥「スムーズにいけばでしょ?いけるかな〜」
〇〇「為せば成る。成せねば成らぬ何事もですよ」
飛鳥「最もらしいこと言ってくれるな〜」
〇〇「免許取ったら社用車経費で買って税金対策しましょうよ〜」
飛鳥「大学で聞いたのそれ?」
〇〇「まぁ、そんなとこです」

僕は大学で経営学科に属している。
元々はチャイティーヨでのバイト生活が終わったら、いつか自分でお店を興すのに、役立つかなと思ったから。
まぁ今現在ではチャイティーヨへの就職が決まっているので、飛鳥さんのお手伝いに役立てばいいな。くらいの考えだけど。

さくら「おはよう」
〇〇「おはようございます」

明日が臨時休業のため、カレーの仕込みのないさくらさんも、今着替えを済ませてきたのか、バックヤードから出てくる。

〇〇「じゃ、僕も着替えて来ます」
飛鳥「はいはい」
さくら「いってらっしゃい」

僕らは驚くほど、夜のライブの話をすることなく、極々自然に、いつも通り振る舞っていた。
出来る範囲で、通常営業通りの営業はしたい。
それは僕達なりのリラックスと、コンセントレーションのための儀式だったのかもしれない。

〜〜〜〜〜

〇〇「それじゃ、先に出ます」
飛鳥「ん、ライブ前に事故ったりしないでよ」
〇〇「縁起でもないこと、言わないでくださいよ」
さくら「気をつけてねってことだよ笑」
〇〇「素直にそう言って欲しかったですね」
飛鳥「はいはい、さっさと行った行った」
〇〇「じゃあ、また後で!」

営業は30分早く売り切れで終了。
手早く片付けを済ませて、いざBuddiesへ。
僕は自転車で移動。
飛鳥さんとさくらさんはタクシーで。
さくらさんのギターと一部機材も運ぶ。

すっかり慣れたチャイティーヨとBuddies間の移動。
あと数ヶ月もすれば、あの日から2年経つ。

打ちのめされて、嫌になって、逃げ出して、ぐるぐると道に迷ったあの日。
救われて、守られて、出会って、それでも立ち上がるので精一杯だった1年間。
出会った人達の熱に、前を向いて歩き出す勇気をもらった8ヶ月間。
それらの日々の結果が、今日、明らかになる。
実を結ぶのか、それとも派手に散るのか。
それはその時になるまで、わからない。
それでも確かに、ここに熱はある。
その熱が、今の僕を突き動かしている。
それだけは、確かに間違いなく、言える。
だから、きっと大丈夫。
そう信じるだけだ。
僕はキイキイと音を立てて進む。
あの頃と同じあの場所へ。
あの頃とは自転車の痛み具合も、
担いだギターも、
髪型も、アクセサリーも、
立場も年齢も、
その目的すら、もしかしたら違うけれど。
確かにあの頃と同じ、あの場所へ。

〜〜〜〜〜〜

〇〇「えーと、なんでこうなった?」 

ハマさんが先行して進めておいてくれたおかげで、セッティングやリハが滞りなく終わり、あとは控室でお客さんの入場を待つばかり。
だったはずなんだけど。

天「物販もないからいいじゃないですか」
夏鈴「…大体知り合いが来るから、お迎えしてあげたらどうかと思って」 
〇〇「おっしゃる通りではあるんだけども…」 

普通はこういう時って、こう集中するためのルーティーンとかさ。こう、あるんじゃないっけ?
あとさ、

〇〇「せ、狭くない?」

大体一人、多くて二人が入る想定なんだろう。
受付カウンターに3人並ぶとぎゅうぎゅうだ。
しかも何故か僕が真ん中。
もう肘が触れ合う距離なんだよ。

天「え、緊張してます?」
夏鈴「全然こっち見ないし…ライブ前だから?」
〇〇「いや、緊張してます。けど、ライブ前、っていうか、近い…」

両側からそんな見ないでほしい。

天「近い?」
夏鈴「?」
〇〇「いや、距離が…2人の」

一瞬、沈黙。

天「中学生じゃないんだから笑」
夏鈴「笑ったら失礼だって笑」
〇〇「めっちゃ笑うじゃん!」

失敬だなぁ。

アルノ「…楽しそうですね」
〇〇「わっ、びっくりした」

いつの間にか開場時間になっていて、お客さんが入りだしていた。
一番乗りは軽音部。

茉央「修羅場?」
奈央「大変だ」
〇〇「こらこらおやめ」

後輩達からそれぞれからチケットを受け取りながら、たしなめる。

天「お久しぶり」
アルノ「うん、先輩が心配かけてごめん」
夏鈴「先輩だけじゃなくない?」
アルノ「…ごめん」

クラスは違うけど、同級生の3人。
学校で顔を合わせることはあっても、ここで顔を合わせるのは久しぶりなんだろう。

〇〇「その…」

ごめん、と言おうとしたら、3人から制止するように手を出される。しかし、天ちゃんは距離感を間違えて普通に僕の顔面に手が触れている。

〇〇「いや、天ひゃんもうそれ張り手」
天「すいません笑」

なんで、僕はJKに顔面を張られてるんだ。

〇〇「後がつかえるから、はよホール入りな…」

ドリンク代を払ってペットボトルを受け取ると、軽音部三人組はホールへと入っていく。

ひかる「なんか天ちゃんが〇〇さんにビンタしてるように見えたんだけど笑」

次はひかるちゃんが後輩2人を引き連れてやってくる。

天「してないよ!笑」
〇〇「張り手は食らったね」
天「謝ったじゃないですか!笑」
夏鈴「……」
〇〇「夏鈴ちゃんは何で僕の顔面を押そうとしているの?」
夏鈴「いや、反対からも押したほうがバランスいいかなって…」
ひかる「バランス笑」
〇〇「ないよ、そんなバランス! もう後輩ちゃん達が置いてけぼりだよ」

僕らのわちゃわちゃに、めをぱちくりする2人。

〇〇「ごめんね、瞳月ちゃんも美青ちゃんも」
美青「い、いえいえ、大丈夫です」
瞳月「なんか、楽しそうでいいなって笑」
〇〇「まぁ、そうだね。楽しいのは確か笑」
ひかる「はぁ〜、笑った。邪魔になるし、そろそろ行こうか」
〇〇「ありがとね、仕切ってくれて」
ひかる「どういたしまして笑」

ドリンクを受け取ると、3人はホールへ向かう。

ひかる「応援してます」 
〇〇「うん、ありがとう」

その背を見送ると、次のお客さんがカウンターへ。

和「こんばんは」
〇〇「和ちゃんこんばんは。咲月ちゃんも来てくれてありがとう」
咲月「ライブハウス初めてで、なんか緊張しちゃいますね」
〇〇「わ、それはいい思い出作ってもらうためにも頑張るよ」
和「私も初めてなんですけど…?」
〇〇「じゃあ、その分も頑張んないとだね笑」
和「楽しみにしてます笑」

ドリンクを受けとって、2人はホールへ。

天「2人共美人〜」
夏鈴「西高の子が来るトコ初めて見たかも…」

なんだろう、責められてる感じがする。

美波「お願いします」

次にやってきた美波さんは美月さん、祐希さん、史緒里さんと一緒だ。

〇〇「ありがとうございます。みなさんもお忙しいのにわざわざ来ていただいて…」
美月「そりゃ来るよ〜」
祐希「楽しそうだし」
史緒里「そうそう。そんなかしこまらないでよ」
美波「私達も楽しみに来てるから笑」
〇〇「頑張ります」

美波さん達を見送ると、次にやってきたのは

奈々未「よかった、間に合って」
深川「来たよ」
〇〇「ありがとうございます。お店までお休みしてもらって…」
深川「弟子の晴れ舞台だから、見逃せないよ」
奈々未「だってさ笑」
〇〇「ありがたいです」

〜〜〜〜〜

〇〇「トンツカさん!」
森本「いや、斎藤さんと同じ呼び方!」
〇〇「笑」

〜〜〜〜〜

翔「きたよ、〇〇ちゃん」
〇〇「ありがとうございます。最高の相棒のおかげで、ここまでこれました」
翔「なんのなんの。〇〇ちゃんの実力でしょ」
〇〇「期待に応えられるよう頑張ります笑」

〜〜〜〜〜

〇〇「そろそろ行くよ」

僕は時計を見て、カウンターから出る。
飛鳥さん達のお知り合い。
ハマさんのお知り合い。
チャイティーヨのお客さん。
Buddiesの常連で、新人ライブに興味がある人。
そんな人達で思ったよりホールは埋まっている。
けど、不思議と皆と話せたからか、あんまり緊張ははしていないかもしれない。

〇〇「2人共ありがとう」
天「どういたしまして」
夏鈴「始まったら、私達もホールの方のカウンターで見させてもらいます」
〇〇「うん」

僕は控室へ向かう。

天「〇〇さん!」
〇〇「ん?」
振り向くと2人は顔を見合わせたあと、

天夏鈴「頑張れ!!」

僕はぐっと拳を握ってみせた。


〜〜〜〜〜

飛鳥「お、やっと帰ってきた」
〇〇「すいません」
ハマ「…あんま、緊張はない感じ?」
〇〇「そうですね、ありがたいことに」
さくら「私が一番緊張してるかも」
〇〇「僕も別にしてないわけじゃないですよ笑」
飛鳥「…じゃあ、行こうか」

控室から舞台袖へ移動開始。

深く深呼吸。
すっと飛鳥さんが僕の手を取る。

飛鳥「…出来るよ」

ありがたいな。

〇〇「ありがとうございます。勇気りんりんです」
飛鳥「しょうもな笑」

〜〜〜〜〜

舞台に立つと、ライトが点灯して、ホールから拍手と歓声が上がる。
眩しさに僕は目を細める。
並んでいるのはほとんど見知った顔。
鼓動が早まっていくのを感じる。
緊張か、高揚か。
暑いな。
こんなに、暑かったっけ。
ステージって。
スポットライトって。
僕は振り返ってみんなの顔を見る。
それぞれふかく、頷いてくれる。
さぁ、始めよう。

〇〇「必要ないかもしれませんが、改めて自己紹介させていただきます。
乃木駅から徒歩6分ほど。毎週水曜定休日の喫茶店からやって参りました、チャイティーヨです。ドラムスはアスカサイトウ」

飛鳥さんのドラムを合図に僕はひとつ、息をつく。
イントロが始まり、感触を確かめるように相棒を鳴らす。
大丈夫、いける。
震えはない。
怯えもない。
緊張はあるけど。   
加速の気配。
僕は身を起こす。

掲げた相棒から、歪んだ残響音が響く。
まだ短い付き合いだけど、わかる。
こいつは僕を裏切らない。
ここにいる皆もそう。
確証なんてないけど、自信を持って言える。
だから、
僕も僕自身を、もう、裏切らない!

「っ!!」

ん、とも、う、とも言えない唸りを上げて、僕は僕を加速させる。体中の隅々まで、この熱を行き渡らせるように。上手くいくかとか、失敗したらとか、そんなことは考えない。
今は今。
その瞬間への集中。
マインドフルネス。
この熱という風に乗って、どこまでも。
さぁ、飛んでいけ!

-ねむらずに朝が来て ふらつきながら帰る-
-誰もいない電車の中を 朝日が白昼夢色に染める-

結局たいしてうまくならなかった歌。
別にそれはいい。
何かが伝わればいいなと、それだけを願う。

-ああ制服の少女よ!-
-気が狂いそうな青空と朝日のせいで君はまぶしい-
-俺は うすく目を開けて 閉じてそしてまた開く!-

皆、懸命に挑んで、キラキラ輝いていて。
その眩しさに救われた。
僕のせいで曇らせてしまったものもある。
その何かが、曇を晴らせればと願う。

-現実と残像を繰り返し 気がつくとそこに-
-ポケットに手を突っ込んで -
-センチメンタル通りを練り歩く 17歳の俺がいた!-

あの頃に戻ったわけじゃない。
戻りたいわけでもない。

-朝日はいまだ白くまぶしくて-
-俺はおれをとりもどすのをずっと待ってる-

それでも確かに、
あの頃に近しい熱が、僕を走らせている。

-だんだんクリアになってゆく-
-頭の中の想い出が遠ざかる-
-さあもう目を開けて-
-感傷のうずまきに沈んでゆく俺を-
-まぼろしにとりつかれた俺を-
-突き飛ばせ!そしてどこかに捨てちまえ! 

過去からまとわりついてくる名も無い怪物。
そんなものは僕の生み出した幻想で。
そんな感傷の渦に浸ってる必要なんてない。
そんな幻想は数ある暖かい想い出に混じった、
たった一欠片でしかないんだから。

-in my head!-
-Omoide In my Head!-

いくらでもある。
僕を奮い立たせてくれる想い出は。
この頭の中に、いくらでもある。

-It's in my head!-

         ©️   NUMBER GIRL 『OMOIDE IN MY HEAD』 

〜〜〜〜〜    

演奏が終わり、まだ残響が鳴り止まない中、僕は何かを言わなくちゃとマイクに改めて近寄る。
肩で息をしながら、あぁ、そういえば言うことすら何も考えてなかったなって。
まぁ、それでもなにかしなきゃと、僕はただピースサインを頭上に掲げるなんとも情けないポーズを決める。
ただそれだけで、
それが合図みたいにホールが湧く。
なんてありがたい身内ノリだろう。
なんて優しい茶番だろう。
泣いちゃいそうだ。
でもそれ以上に。
僕以上にホールで泣きそうなその子が目に入る。
僕はマイク前から離れて、その娘に手を伸ばす。
驚いたように目を見開いて、それでもその娘は僕の手を取る。
そのまま彼女をマイクの前まで連れて行くと、その肩をあの頃と同じようにぽんぽんと叩く。

アルノ「えっと…、どうしろって言うんですか?」

ほとんど泣きながら、
彼女は恨めしそうにこちらを睨む。

〇〇「思ったままでいいよ。多分大丈夫だから」

僕は早くも潰れかけた声で、そう言った。
突然登場した少女に、懐かしさを感じる人、戸惑いを感じる人、それぞれの反応がホールに浮かぶ。

アルノ「大丈夫じゃなかったら、恨みますからね」
〇〇「はいはい笑」

アルノは一度深呼吸する。
そして、会場内を見回した。

アルノ「…今日は女の子が多くて、皆かわいい子や美人ばっかりで」

すこしばかり緊張しながら、話し始める。

アルノ「どうせ皆、あの人の知り合いなんだろうな。どうせ皆にデレデレしてるんだろうなって思うんです」

言ってることに異を唱えたくなるのを我慢しつつ、僕は心の準備をする。

アルノ「…私が思うに」

伝わっていること。
繋がってること。
それが確信できる。

アルノ「私が思うに、きっとみんなが…透明少女」

僕は力強く、相棒をかき鳴らす。


透明少女と僕と。  END…



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ライナーノーツ

元々読み切りの予定だった、チャイティーヨのPrologueを書いてた頃には、この展開は想定していなくて、〇〇は最後までギターを弾くことはできない予定でした。 
ですが、実際に続きを書いていくか。となってしばらく進めていくと、やっぱりギターを弾かせてやりたいなと言う気持ちになっていきまして、アルノと軽音部が新たに組んだバンドと対バンをする予定に変更になり、さらにそこから今回書いた展開に変更となりました。

次回で喫茶チャイティーヨのメインストーリーは完結となります。その後は短編をちょこちょこと。よろしければ最後までよろしくお願いします。

次のお話

前回のお話

シリーズ

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