一栗鼠二鷹三タイガー。
〇〇「お、ひかるは着ぐるみリスなんや」
ひかる「そーなんです。どうです?」
〇〇「いいやん、かわいい」
ひかる「よーし!」
コミカルな喜び方。
まぁ、虎と熊と栗鼠ならひかるは栗鼠やな。
…ちっちゃいし。
ひかる「…なんか失礼なこと考えてます?」
〇〇「…考えてへんよ?」
顔に出たかな…。
ひかる「…嘘ついとったらかじるけん、そんつもりでおって」
〇〇「げっ歯類にかじられるのは単純に痛そう…」
ひかる「歯、ウズウズしとるけんね」
一生伸びるからね、歯。
かじって削るらしいからね。
冷静に考えて怖いね。
保乃「お疲れ様〜」
〇〇「お疲れ。保乃は虎かぁ〜」
まぁ、熊って感じではないし、合ってるかな。
黄熊あったらそっちやる!って言い出しそやけど。
保乃「…ちょっと〜、感想は?」
〇〇「ん?、似合っとる似合っとる。かわいいで」
保乃「ほんま〜?嘘ついてたら噛むで?」
〇〇「虎に噛まれたらマジでヤバイやん…」
噛む力400kg以上って言うやん…。
噛み砕かれるで…。
ひかる「〇〇さんも着るとしたら、何がいいですかね〜」
〇〇「う〜ん…。無難に熊ちゃう?」
保乃「え〜、虎ちゃうん?」
〇〇「白っていうのがなぁ。ホワイトタイガーって感じではない気がする」
ひかる「じゃあ黒にする?」
保乃「ブラックタイガーにしよ!」
〇〇「それはもう海老やな…」
ウシエビや。
〇〇「何でも、自由に選べんなら鳥がええなぁ」
着ぐるみっていうか、単純になりたい動物になってる気もするけど。
ひかる「鷹!鷹がいい!」
〇〇「え?、あぁ…何かと縁深いしな」
ファビ丸とか、鷹の祭典とか。
ひかる「…大事にかうけん、安心して?」
〇〇「…?」
着ぐるみを?
大事に買う?
やや興奮気味に話していたひかるだったが、不意に表情が消える。
ひかる「でもすぐ他の女の子のとこ飛んでって、可愛い可愛い言うけん、丈夫な檻も買うとかなね…」
あ、飼うってそっち?
てか不穏やな…。
保乃「い、犬は!?〇〇さんグレートピレニーズ感あるし、似合うと思うで!?」
〇〇「わからんわからん!具体的な犬種言われてもわからん!!」
保乃「ちゃんと大事にするし、美味しいもの食べさせるし!散歩も毎日連れて行くで!?」
〇〇「おーい、アイドル。帰ってこーい」
しかし、ちょっと失礼やないかね。
〇〇「野生に生きるって選択肢もあるんやで」
ひかる「絶対うちで暮らしたほうが幸せですけども」
保乃「そうやで!毎日ご飯もあるし暖かいで!」
〇〇「ぬくぬくと暮らしてきたわけやないからな。野生でもやってけるわい。あんま舐め取ったらついばむで!」
保乃「舐めたら…」
ひかる「ついばむ…」
〇〇「アイドル!帰ってこい!!」
ひかる・保乃「はっ!?」
危ない流れになりがちだ。
この話はここまでにしよう…。
〜〜〜〜〜
天「〇〇さんもこういうのやる!?」
〇〇「やりません」
それは澤部さんやから成り立ってんねん。