アラカルトのあとがき。
改めまして。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
おおよそ5ヶ月間更新し続けた喫茶チャイティーヨを、無事に書き終えることができました。
モチベーションは自分が書きたいと思うことを書く。それに尽きますが、それでも読んでくださる方、感想を伝えてくれる方、好きだと言ってくれる方の存在はやはり、大きいなと痛感しました。
長々とした後語りになるかもしれませんが、アラカルトの各話について。
・キャンプに行こう!
アラカルトの第1話。
これを書くぞ〜と思ってる頃にはまだ短編単発をポンポンと更新できると思ってました。
書き出してすぐ、あ、無理となりました。
結果すぐにアラカルトも長編に路線変更。
喫茶チャイティーヨ第二章とでも言うべき展開に。
・キャンプの夜に
長編になるということで、ここまで来たらエンディングを書くことを決意。
2つの路線で書くため、アンケートを実施。
チャイティーヨ本編は、あえてメインのヒロインを固定せずに書いて、読む人がこの子との関係性が一番好きだから、自分の中ではこの子がメインヒロインなんだ!と思ってもらえたらいいなと、種だけは色々蒔く形に。
今回はエンディングを書くためにも、ヒロインを決める必要があったので、読んでる人の意見を聞いてみたくアンケートを出してみました。
アンケートの振り分けは
1、想うことについて書くメンバー。
2、想われることについて書くメンバー。
で分けました。
アルノとひかるはどちらにするか悩み。
結果は1、飛鳥ちゃん。2、夏鈴ちゃんに。
アルノ票が伸びなかったのが意外でした。
ポジション的にはかなりメインヒロイン感あったので。質問箱にも飛鳥ちゃんかアルノと付き合うのがそれっぽいという意見もあったので。
飛鳥ちゃんパートは、これまでを深く考えたり、口に出してしまうと、自覚してしまいそうで避けていた〇〇が、つい飛鳥さんへの好意を口に出してしまい、強く自覚し始めるきっかけの回。
夏鈴ちゃんパートは、これまで心の何処かで自分のような人間が誰かに好かれたりなんかするわけない、だから裏切ることもないという〇〇の自己暗示にも似た思い込みを引っ剥がす回。
・親愛なるBuddies.前編
〇〇の自立と成長を書きつつ、アラカルトの本題
“変わるもの。変わらないもの。引き継がれるもののお話。”を書くための準備の回。
・親愛なるBuddies.中編
喫茶チャイティーヨの根源。
恩送りを〇〇が実行する回。
人に踏み込むことを恐れていた〇〇が、
確かに一歩深く、人に踏み込んだ回。
ある意味本題を書くための回だったので、アラカルトの中枢とも言える回かも。
・親愛なるBuddies.後編
まさかのドンキ探索回。
普段は全く行かないんですけど、人と行くと謎の盛り上がりが生まれますよねあのお店。そんでなかなかスーパーとかでは売ってないアセロラドリンク。
カクテル構築のために、普段行くお店お店で色々アイデアを頂いたりしまして、お世話になりました。
先輩方の想いを改めて知り、自分の気持ちに気づいた〇〇は気持ちを新たにして挑戦する。
人との関わり合いを恐れていた〇〇が、仲間への想いを形にする回。
・夏フェスに行こう!その1
チャイティーヨ集大成的な。
感謝するぜ これまでの全てに!!的な。
このエピソードでチャイティーヨの完結は決まっていたので、本編のEpilogueに少しだけこの回への前振りを書いていました。
その頃には4分割になるとは思わなんだ。
後悔を取り戻すための準備回。
・夏フェスに行こう!その2
回想が思ったより長くなってしまいつつ、
けどこれくらい書かなきゃいけないよなぁって。
あの日の後悔を思い出して、改めて向き合う回。
・夏フェスに行こう!その3
チャイティーヨメンツで最も登場の遅かったひかるが、何故〇〇と接触したのかを明かす回。
どうして〇〇に協力的なのか、彼女なりの想いを語る回でした。
〇〇にとっても先輩後輩とは、また少し違う関係性をより強く意識するきっかけになりました。
・夏フェスに行こう!その4
〇〇のあの日の後悔を取り戻す回にして、自立と巣立ちの準備回。
仲間を信じること、頼ること。
もう後悔しないために行動すること。
過去の呪いを振り切る〇〇。
チャイティーヨという物語を通して成長した〇〇の姿と、エンディングへ向かう最後の準備でした。
そして長い時間をかけて、誰かを想う覚悟を持つに至った〇〇を書く回でもありました。
・エンディングA、K
想うことを主眼において書いたA。
誰かを好きになることの難しさ、愛おしさが描ければと思いながら書いた回です。終始浮足立つ〇〇。
叶わない想いを持つと苦しいですが、好きな人がいることの楽しさは、アイドルファンならきっとわかると思います。
想われることを主眼において書いたK。
誰かに好かれることによって生まれる悩み、見栄が描ければと思い書いた回。終始葛藤する〇〇。
想われることも意外と背負うものが多いのが、人の道だなぁと思います。愛されるより愛するほうが楽しい人も多いことでしょう。
それなりの時間をかけました。
人の成長や変化を描くには時間がかかると、そう考えます。
この世界の終着点を楽しんだり、寂しく思う人がいれば、僕にはこれ以上ない幸福です。
ありがとうございます。
また次の世界でお会いできたらと、願いつつ、喫茶チャイティーヨはこれにておしまい。
またお会いしましょう。