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おちゃめ。

夏鈴「〇〇さん」
〇〇「ん〜? うわっ、びっくりした!?」
夏鈴「…そんなに驚きます?」
〇〇「いや、驚くやろ笑 というか何それ笑」
夏鈴「写真、撮ってください」
〇〇「はいはい笑」

夏鈴ちゃんからスマホを受け取って、カメラを起動する。

〇〇「夏鈴ちゃんって結構お茶目よな笑」
夏鈴「…そうですか?」
〇〇「それでお茶目じゃなかったらなんなんよ笑」
夏鈴「……好きですか?」
〇〇「ん?」
夏鈴「お茶目。好き?」
〇〇「…そうね。好きやね。見てて楽しいし」
夏鈴「……じゃあいいや」

カメラを構えると、色とりどりのテープで隠れてほとんどわかんないけど、わずかに伺える夏鈴ちゃんの口元は、笑ってるように見える。

〇〇「はーい、撮るで」

何枚か撮って夏鈴ちゃんにスマホを返す。

夏鈴「ありがとうございます」
〇〇「どういたしまして」

椅子に座って仕事を再開。
年始のお休みまでになるだけ片付けれるものは片付けてしまいたい。のに。

〇〇「夏鈴ちゃん?」
夏鈴「ん?」
〇〇「何故俺の頭にテープをかけてんの?」
夏鈴「…〇〇さんもお茶目にしてあげよっかなって」
〇〇「何故…?」

ある程度かけて満足したのか、夏鈴ちゃんの手が止まる。俺の視界はほぼテープで埋まった。

夏鈴「はい、撮るからこっち見て」
〇〇「何故こうなった?」

テープの隙間から見える夏鈴ちゃんは、いつものように目を細めて笑う。

夏鈴「変なの笑」
〇〇「あんたがやったんでしょーが」
夏鈴「笑」

カシャカシャと何枚か撮ると、夏鈴ちゃんが横に並ぶ。

夏鈴「一緒に撮るから、カメラ見てて」
〇〇「はいはい…」

再びカシャカシャと数枚撮って、夏鈴ちゃんはくすくすと笑いながら写真をチェックし始める。

〇〇「…ねぇ、もう取っていい?」
夏鈴「まだダメ笑」
〇〇「えぇ〜」
夏鈴「…ダメ」

仕事さしてぇ〜。



ひかる「またイチャイチャしとる…」
梨名「…あれはイチャイチャなん?」

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