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一から十まで。

〇〇「ゾノ、だいぶ髪伸びたよなぁ」

冬のとある撮影。
ゾノは髪をアップにした彼女感満載のスタイル。

玲「そうですね〜。そろそろセミロングくらい?」

加入の頃から黒髪ロングだったゾノがバッサリと髪を切り、ボブヘアーになったのが今年の頭。
約1年短めの髪で過ごしたわけだが…。

〇〇「ロング派VSボブ派がまた盛り上がりそう」
玲「えへへ笑 どうですかねぇ〜?」
〇〇「なんやかんや言うても今年はサクコイやったりハロウィンミーグリやったりでロング姿もちょこちょこ見せれてたし、これから次第か…。 サクコイもそろそろショート混じってくるやろし」
玲「よく見てますね〜笑」
〇〇「ファン目線も大事やろ?というか俺もファンみたいなもんやが…」
玲「そうなんですか?」
〇〇「そらそうよ。まずは俺らみたいなんが一番最初にファン目線に立って、今日の撮影はどうかなこうかな悩まんとな?」

ゾノはニコリと笑う。

玲「今日はどうですか?」
〇〇「冬服女子最高」
玲「それ私関係ないじゃないですか〜笑」
〇〇「確かに笑」 
玲「もぉ〜笑」

ゾノは軽く毛先に触れながら、

玲「…〇〇さんは髪短いのと長いの、どっちが好きですか?」
〇〇「君らさぁ〜、時々難しすぎる問いかけ気軽にしすぎやで。モッツァレラもブッラータもストラチャテッラも全部好きやろ?」
玲「チーズ例え初めて聞きました笑 確かに全部好きですけど笑」
〇〇「そやったら“髪短いゾノも長いゾノも好き”を許してくれ」
玲「…えへへ♡ 誰も私のことなんて言ってないんですけどね♡」
〇〇「……謀ったなゾノ!」
玲「人聞き悪いですよ笑 〇〇さんが勝手に自白しただけです笑」
〇〇「…ぐぬぬ」
玲「〇〇さんは好きなタイプとかないんですか?
それこそ髪が短いとか長いとか、背が高いとか低いとか…」
〇〇「う〜ん…。あんまこれっていうのはないなぁ。…好きになった人がタイプってやつかなぁ…」
玲「ふむふむ」
〇〇「小道具のメモを活かすな」

メモキャラ懐かしなぁ。

〇〇「この言葉の意味は色々あるんやろうけど、俺は何か一つ好きになると、その人の何でもないことまで好きになっていくことやと思ってんねん」
玲「……」
〇〇「いい所は勿論悪い所も、好きになると可愛げに見えるというかな」

言ってて照れくさい話だが。

〇〇「…1つでも好きになったら、10まで全部好きになってんの」
玲「……」

ゾノはじっと、こっちを見つめてる。

〇〇「やから髪の長いゾノも、短いゾノも、今のゾノも全部好きかな」
玲「…えへへ笑」

その声と、えへへと、目が無くなるトコも。

〇〇「はいはい、恥ずかしい話はこの辺でおしまいおしまい」
玲「えぇ〜笑」
〇〇「お仕事お仕事」
玲「……じゃあ、もっと色んな私見せれるように頑張りますね」
〇〇「…その心は?」
玲「…だって。1つ好きになったら10好きになるなら、10好きになったら100好きになってくれるかもしれないじゃないですか笑」
〇〇「…言葉遊びが上手やなぁ笑」
玲「えへへ笑」


いっぱい色んな私を見せるから。
いっぱい好きになってくださいね。

 




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