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不安なのはぼくだけじゃない、ということが分かればあまり怖くない(かもしれない)

中学受験の日が近づいている。うちの長男くんはただでさえ繊細なところがあるから、最近はより一層ナーバスだ。

受験の内容は作文なのに勧めても練習しようとしない。
なまけているのかと思って

じゃあもう長男くんにまかせたからね。やってなくて後悔しても、それは自分のせいなんだかんね

とワタシも神経質に声をあらげてしまったら、ベソをかいた。

違うんだと。そういうことじゃないんだと。

やらなくちゃいけないと思っているけれど、やれない自分がイヤなんだと。

そう言われて初めて受験が彼にとって重荷になっていたんだと気がついたワタシは、まあダメな母親だ。

そういえば最近スクールでも学習への拒否反応が強いという。

受験のことを忘れたくて何か楽しいことだけしてまぎらわせたいようなのだ。

ああごめんよ。中学生になるからって、家でも算数なんかやらせたのがいけなかったのかもしれない。

彼にとっては今通っているスクールが絶対安全基地であり、外の世界(普通の中学校)のイメージが

なんだかとんでもなく怖いところに感じているらしい。

例えば?

東京卍リベンジャーズみたいな人がたくさんいて、

いじめられたらどうしよう(by長男)

アニメと映画とYouTubeの観すぎである。

そして他に受験する子たちが、自分より遥かに背が高く(長男はワタシに似ておチビです)いじめられやしないかと不安なのだそうである。

自由のびのび系の学校を受験する子に、そんな子あんまりいないと思うのだが。

そんな彼は最近朝一番に見た夢をスマホで調べる、ということにはまっていて

大きなボールに押し潰されそうになった夢→これはストレスだ
とか

蜘蛛が何びきも家に表れた夢→これはストレスだ

などと自分がストレスにさらされていることを確認して納得している。心なしか安心しているようでもある。自分の状況が大変だということが客観的にも認められるからなのかもしれない。

まあね、不安なんて多少なりともみんな抱えているしね。それをどう処理するのかを学ぶ良い機会かもしれないしね、なんて思っているワタシも漏れずに受験前に風邪を引きやしないか不安で、作文の練習をしてくれないのも不安で

はたしてどう処理したらいいのか迷える一人だ。

これは楽しいことをして気を紛らわせる作戦で行こうと(長男と一緒だわ)
映画のDVDを借りてきた。

長男くんのストレスに気づかなくてごめんよ。
一緒にスパイファミリーの映画でも観よう。
でもね、不安を感じるということは決して悪いことじゃなく、ママにもパパにも不安はあるし、一緒に受験する子たちだって不安に思っていると思うよ。
いじめられたらどうしよう、この学校でうまくやれなかったらどうしようって。

でも勇気を振り絞って、がんばって受けにきた子もいるかもしれない。
ていうかそういう子ばっかりだと思う。

長男くんだけが不安ではないと思うよ。

そのようなことをお迎えの時に、思いきり不器用に話したら、

なーんだ、そうなのか、じゃあ安心だ。とかなりスッキリした様子だった長男よ。なんだかんだ素直なヤツなのである。

不安は完全に消えたわけではないだろうけど、まあ本番がんばってくれればと思う。
そして願わくば、長男と同じくらいの身長の子が一人か二人、イヤ三人でもかまわないのだけど、いてくれてオレも緊張してるよと仲良くなってくれればと夢みてしまうワタシも

そう考えている親御さんが来ていると思って、普段ないコミュ力を最大限に上げて行きたいと思います。

みなさまも、不安に飲み込まれず、暖かくしてお過ごしくださいね。













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