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悲観は気分、楽観は意志

悲観は気分、楽観は意志

「幸福論」を書いた哲学者アランの言葉です。

ポジティブが大事!ネガティブはダメ!と世間的には考えがちですが、人は誰でも放っておくとネガティブになります。

生物学的に考えてみてください。

ネガティブ思考は命を守ります。大昔でも、、
「あそこからクマが出てきたらどうしよう」
「自分は運動神経悪いし、逃げるのもどうせダメだろうな」
「あぁ、明日もご飯食べられなかったらどうしよう、もう死ぬかもしれない」

といろんな不安を持ち自分に自信なく過ごした方が生存確率は高そうではないですか?

ポジティブに
「クマにも俺は勝てる!」
「敵が攻めてきても俺は逃げられる!大丈夫!」
「腹ペコで、明日の食糧の当てもないけれどきっとなんとかなるだろう!」
みたいに考えている人はすぐ死にそうです。

ネガティブはダメなのではなく私たちをいろんな危険から守ってくれる全人類に備わった脳の思考の癖です。

ネガティブは別に悪いことではないのですが
本質的にはネガティブ思考が続くことによって未来に希望が持てなくなることは決して幸せなこととは言えません。

結局
自分はダメだ、なんで自分はこんなふうに考えてしまうんだ!とネガティブに考えて自分を責めた上で、「よし、次はこうしてみよう!」と未来に希望を持って、前進すればいいわけです。

ポジティブに考えなければだめ!というとこれまたしんどくなることがあります。

ネガティブに考えてきたからこそ人の気持ちがわかるかもしれません。
ネガティブに生きてきたからこそ、手に入れたものもあるはずです。

大事なことは不安や悲しみとうまく付き合う方法を自分の中で確立することです。

不安や悲しみによって自分自身を見失ってしまわないように。

ネガティブな思考や不安な感情をダメなもの!としてぞんざいに扱うのではなく、そんな気持ちも自分の一部なのだと受け取って、そこから自分の未来にどう生かしていくか?を一緒に見つけていくこと。

一見マイナスな感情とうまく付き合うことで人生をより良いものにすることをコーチングでは扱っています。

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