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知らぬ間に「丁半博打」をしている

老後の年金は、受け取る私達からすると資産になりますが、
支払う国からすると負債です。

年金財政が逼迫し問題になっていますが、
インフレが生じお金の価値が目減り事は、
支払う国にとって有利に働きます。

その他の社会保障についても同様です。

【デフレ対策は十分にできている!】

未来の状況を完全に予測する事は誰にもできません。

従って、

「インフレになると思って対策していたにも関わらず、
デフレになったらどうするのか?」

という質問をいただく事がありますが、

「日本人はデフレ対策を考えなくてもできている」

というのが答えです。

毎月の給与、ボーナス、退職金、老後の年金は、
日本円で受け取ります。

また生活保護等の社会保障も日本円建てです。

デフレになるとお金の価値が上がりますので、
円で受け取るそれらの価値は相対的に上がります。

何も考えなくてもデフレ対策はできているにも関わらず、
長期の資産形成まで、更に日本円建てのみで行う事は、

未来の状況を完全に予測する事はできないと言いつつ、
デフレになると決めつけている状態と同じです。

「将来デフレになれば勝ち、インフレになれば負け」という
丁半博打をしているのに近い状態とも言えます。

勿論、インフレになる可能性が高いからといって、
インフレ対策として、不動産や米ドルに過度に偏るのも博打と言えます。

将来の事は誰にも分からないから分散する、が資産形成の鉄則です。

予知能力があり将来の事が分かるなら分散する必要はなく、
一点張りすべきなのですが、なかなかそのような人はいません、、、



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