久々の検診で思ったこと~おかみのよもやまばなし~
こんばんは。
おかみこと岡﨑みゆきです。
先週の土曜日(11月26日)の午前9時、10月中旬から下旬にかけて受診した居住地の無料がん検診の結果を病院に聞きに行ってきました。
引越してきて5年。がんの検診を毎年無料で受けることができる医療関連も恵まれている居住地なのですが、受けたのは今年が初めてでした。
ちなみに無料検診の対象は年齢などによっても異なりますが、今回は胃がん等と女性特有のがんの検診を受けました。
福岡在住時も結婚してから検診を受けたのは1回のみ。(独身時代は、勤務先の会社で毎年受けていました)それも、その当時の職場に健康状態を確認できる書類の提出を求められたのが、受けた理由です。
なぜ、こんなに期間をあけてしまったのだろう。。。と考えたところ、下記の3つが主な理由なのではないかと思われました。
1、確証はどこにもないのに、年に一度あるパート先の定期健康診断(がん検診はなし)で結果がよいから、私、大丈夫!と自分に言い聞かせていたから
2、パートで仕事もしてるし、子育てもしてるし、夫の帰宅は遅いし、時間がない、と受けない理由づけをしていたから
3、もし検診結果が悪かったらどうしよう…、怖くて眠れなくなるだろうし、それからどうやって過ごしていってよいのかわからなくなりそうだから(実際、パート先の定期健康診断も受診してから結果が来る時まで、毎年いつもドキドキしています)
そんな私が受けようと思ったのは、今年の夏に自分がコロナになり、本当につらく健康のありがたさをしみじみ感じたことと、家族や職場など周囲に多大な迷惑をかけことが大きなきっかけです。
そして、生前整理の講座の中で、大切な人にできる限り迷惑をかけないように、自分も悔いの少ない人生を送れるようにとお伝えする箇所があります。
でも、検診を定期的に受けていないということは、病気の早期発見の機会を逃しているということ、それは大切な人に迷惑をかけてしまうことにもなる…と。
もし、早期発見できなかったために治療に時間がかかったり、さらには治る見込みがないほどになっていたとしたら、きっと自分自身もとても後悔してしまうと感じたのもきっかけのひとつでした。
つまり、私が講師として伝えようとしていることを実践できていないってことにも、やっと気づけたからです。
それでも、久々の検診。受ける時も怖かったけど結果を聞きに行く11月26日までの1ヶ月ちょっとの間も、もし検診結果が悪かったらどうしよう、怖いよーと思うことがしばしばでした。
特に11月20日くらいからは、怖い気持ちを抑えられませんでした。そして、夫と小学校低学年の息子Rくんと、小学校高学年の息子kくんにそれぞれ思いを打ち明けてしまいました。すると
夫:怖がってても仕方ないし、再検査って言われたら受ければいいし、かなり悪かったら呼び出しくるって。
え??、もし、明日、呼び出し来たらどうする?とネガティブな発想にもなるコメント。
Rくん:そんなことで怖がってるの? 僕は健康診断、全然怖くないよ。
そっか、そっかー。お母さんも若い頃は全然怖くなかったよーと思いながら、Rくん、すごいねーって言ってしまいました。
Kくん:怖いのわかる。その時は深呼吸すればいいよ。
おー、いったん共感してくれるなんて感激。そして的確なアドバイス。感激しました。
それでも、11月26日の朝は怖さMAXになってしまい、 出発の5分前に
「あー、怖すぎるから行くのやめとこうかな」
と、口から出てしまいました。すると、Kくんが
「自分の人生を左右する結果かもしれないから、ちゃんと行かなきゃダメだよ!」
と一言。
「Kくん、そうだよね、もし悪いところがあったら、わかってよかったーって思って治さなきゃだよね」
「Kくん、本当にありがとう。お母さん、行ってくるね」
と、背中を押されまくり、子供の成長を感じながら、出発することができました。
でもでも、やっぱり、病院に到着して呼ばれるまでも怖い、呼ばれてから診察室に行くまでも怖い、中に入って先生が話を始めるのも怖いと、とにかく怖いのオンパレードでした。
診察室に入ると、検診結果の紙を見ながら先生がひとつひとつ丁寧に伝えてくれました。その度にホッとしたのですが、最後の項目のところで
「胃にポリープがあります」
絶句。
なんで今まで検診受けなかったんだろう。。私って。
「今まで検診を受けたことは?」
「あります。最近だと7年ほど前、引越して来る前の福岡で。その時も胃にポリープがありましたが、良性だと言われました」
その後、先生、沈黙。
先生、なぜ黙るんですか?
あー、だから、そうだったら毎年受けなきゃダメだよ、だからこうなるんだよ…って言われて、そしてどう考えても絶対再検査。
そして…
本当に悪かったら…。
私って何で放置してたんだろう、あー、もう後悔してもしたりない、とグルグルといろいろな思いが駆け巡りました。
「今回も良性です。なので、1年後に再検査。というか、1年に1回は受けるようにしてくださいね」
その時の安堵感といったら、もう、言葉で表せないくらいです。こんなに放置していたのに、健康でいてくれた私の身体、本当にありがとうと感謝しまくり。退室する時も、病院の受付で手続きをする時も
「本当に安心しました。ありがとうございました」
と感謝の気持ちを込めて病院を後にしました。そして、元気で本当によかったと時々ウルっとしながら家路につきました。
何事も放置はよくないですね。これからは毎年受けるようにします。自分の人生を左右することですものね。
今日も読んでくださり、ありがとうございました。