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#6【書籍紹介】「先良み力」で人を動かす

こんばんは。寝落ちしてしまいこんな時間になってしまったのですが、
今回は今週読んだ書籍シリーズ第1週目ということで、書籍の紹介と実践できる(している)事を書いていきたいと思います。

今回の書籍はこちら。
村中剛志さんの著書、「先良み力」で人を動かす~リーダーのためのプロアクティブ・マネジメント~です。

この本は実は数年前に購入したもので、
今の自分の仕事のチームマネジメントのベースになっている内容が、
書かれているため、定期的に何度も読み直しています。

今回はこの本から全体の概要と実践している事を書いていきます。

プロアクティブとは?

プロアクティブとは、「1歩先で行動すること」です。
Pro(1歩先で)active(行動)という意味で、
本のタイトルにもなっている先読み力につながるものです。

反対はリアクティブで、1歩後の行動。
Re(1歩後)active(行動)ですね。

本の中ではこの違いについていくつか例え話が出てきます。
例えば、野球で守備をしていて、フライ(大きく球が打ち上がること)を捕る時に、めちゃくちゃダッシュしてファインプレーで捕ることができたAさんと、フライが落ちてくるところにいて余裕で捕ることができたBさん、どっちが優秀ですか?というようなお話。

おーってなるのはAさんですが、Bさんが優秀ですよね。
要はフライが落ちてくる場所を予め予見してポジションを取っているということ。で、同じ「フライを捕る」Aさんはダッシュして消耗しますが、Bさんは先にその場所にいるので消耗も少ない。

リスクを抑えて信頼を勝ち取る「先読み力」

あらかじめ起きるであろう事象を先読みして動くと、同じアクションに対しても、消耗も少なくて済みます。

村中さんはこのように先読みして動く力(先読み力)には、
認知→タスク化→実行の3つのプロセスがあると書かれています。

①認知は、問題の芽を認知して発見すること。
②タスク化は、対応策を実行すべき状態におくこと。
③実行は、対応策を実行し問題を事前回避すること。

本の中では実際の仕事のシチュエーションに落として解説もされています。
システムを受注している会社のメンバーが客先に常駐しているというシチュエーションで、先に起こり得るトラブルに①気がつき、②お客様に起こりうる事象を伝え判断を仰ぎ③対策を講じてトラブルを防ぐ先読み君と、
リスクに気づいていたもののトラブルが発生してから火消しを行う後手君。
お客さんからの信頼も全然変わりますし、炎上してからでは他のリスクも洗い出せーってなりますからね、仕事も増えます。

先読み力には「タイムマネジメント」

先読み力を鍛えるにはというか、スムーズに行動に落とすには、
何が必要か?それはタイムマネジメント、いわゆるスケジュール管理と振り返りです。

ただの管理ではなく、左に予定、右に実績と振り返れる形で予定を書き、
振返りの際には、自分の行動がプロアクティブだったリアクティブだったか、また予見していないタスクが入って来たか等の観点で振り返り、
プロアクティブの割合を増やせるようにして先読み体質を鍛えるという事を村中さんは書かれています。

更にご自身の経験を基にかなり具体的に書かれていて、予定を先回りしすぎてもダメで3週間くらいがベストとか、書く行為は記憶を定着させるのでデータの予定をあえて手書きで移そうとか。この辺は私自身も実際にチームマネジメントであれやこれやと色々試しましたが、3週間の週次ミーティングに加え、書くという行為での自分自身への予定の刷り込みというのはとてもしっくり来ていて、実践しています。

その他、ミーティングがある時には、ぶっつけでその場にいくのではなく、相手の準備不足を解消すべくアジェンダや課題などの議論して決めるポイントを先にメールなどで相手に送って、それをもって議論できるように下地を作る等の先読み力で人を動かして効果的に仕事を進めましょうというような内容等、数多くのTipsも紹介されています。

この辺は私も毎度読み返した時に、あー、この辺の行動ちょっと最近怠けてるなあとか思って、気持ちを引き締め直しています。
だって、やっておいた方が明らかに時間を有効に使えますからね。
ひどい時は、打ち合わせ設定されて参加したら、さあどう進めましょうみたいな人にも出くわしたりしますし。。設定されたら事前の背景などを事前に確認しておくのは必須ですね。

というようにこの本では、起こりうることを想像して予定に落として振返って、どんどん先回り体質を鍛えていく為のことが書かれております。
色々な事に活かすことができてお薦めです。






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