鋼嵐(メタルストーム)をやってみました
最近音ゲー記事ばっかだったのでそれ以外で書くよ
皆様ご機嫌よう
突然だが、みんなロボゲーって聞くと何が思い浮かぶだろうか
そうだね、フロントミッションだね
といいつつ、アーマードコアやメックウォリアーと答えた諸兄にもぜひおすすめしたいゲーム、メタルストームを今回10日間ほどちょろちょろ遊んだので感想を書いていくよ
大まかな中身について
フロントミッションって?
一応わからない人向けに説明しよう
みんな知ってて遊んでると思うけど 一応ね
その昔、あの天下のスクウェアソフト様(現スクエニ)が作った「フロントミッション」というシミュレーションRPGシリーズがあった
あった
このゲーム、一作目から結構すごくて、キャラデザが天野喜孝だったり、レイノスとかヴァルケンとかのスタッフが絡んでたり、下村陽子が曲作ったりしてる
ストーリーも出来が良く、特に一作目の衝撃的展開はいまだに語り草になっているほどゲームバランスはガバガバだけどみんなあえて言わないのか気にしてないのかはわからない(というか個人的にはガバガバすぎて好き)自分もそのめちゃくちゃなバランスのゲーム性と、ビターなシナリオに惹かれ、初代は結構何周も遊んでいる
そこからナンバリングが5作出た後(個人的には全部プレイしたのちの5は最高だと思う)フロントミッションって名前がついただけのしょっぱいロボアクションとか、「実は世界観一緒!」って感じのメタルギアもどきとか出してシリーズ自体にどんどん死体蹴りを続けていた時期があった
そんなこんなで死んだと思われていたんだが、なんかスイッチで1作目2作目のリメイクが急に出たりした
そんなシリーズ
じゃあなんでそんな説明したかというと…
…これさ
このゲームフロントミッションじゃない?
もう、このゲームすげーフロントミッション
それもそのはず、以前このゲームは「フロントミッションの新作ソシャゲ」として動いていたのだ
それが急になんか名前変わって出てきたんだけど、あまりにもまんまフロントミッションなのでびっくりした次第
カスタマイズ性ありなシステム
ここはさすがフロントミッション(で企画が進んでいたもの)といったところで、パイロットごとに自分の機体を組み上げるシステムがある
整備画面にて、胴・右手・左手・足の4部位に分かれたパーツと、両手・両肩・背中の5部位に武器を装着してST(この世界のロボの名前)を組み上げる
カスタマイズ性も結構あり、搭載量が高い代わりに性能が低い胴体を使ってめっちゃ武器積んだり、逆にめちゃくちゃ強い四肢と体にしてナックルとか棒だけで戦う みたいなアセンも出来たりはする
あとは、高レアのパイロットがなくても高レアの機体は使えたり、逆も然りなので、「どっちかが潤えば」ちゃんと部隊が強くなる
ゲームの進捗に応じて「改造」のようなシステムも解禁されるので、結構自由度は高い感じ
やっと求めてたものがきた感が強いシミュレーションパート
そしてフロントミッションといえば!って感じのシミュレーションパートがなんと20年ぐらいぶりに帰ってきた!(フロントミッションじゃないので帰ってきてない)
そう、本家がなんかロボアクション側に急に舵を切り出して、それがことごとく微妙という憂き目にあったまま時が過ぎ、こんな時代にまでなってようやく復活したのだ
各部位に別れたhpバーとか最早懐かしいレベルなのだが、STはセットアップした部位ごとに耐久値を持っており、その部位が壊れると装備している武器が使えなくなったりするし、胴体が壊れると大破する
基本スキルを使わない限りはどこに当たるかはランダムのため、開幕で腕破壊されて何もできなくなったり、他部位がピンピンしてるのに胴体に一発でかいのをもらって即死したり…みたいなことが起きるシステム
また、スキルシステムに関しても、フロントミッションシリーズでは「偶発的」だったものが、「行動に必要なポイント(AP)を多く消費することで発動」に変更された
これにより「こいつは弾数UP1をたくさんチェーンして…ってなんも発動しないんかい」みたいな「スキルを明確に組み込めない戦闘」から「ここでこいつ置いて再行動させて…」みたいな「スキル前提のパズルを組める戦闘」に進化している
ストーリーライン
なんか1作目を彷彿とさせるような騒動の渦の中で、主人公たちが色んな勢力と握手しながら頑張ってるみたいな話
インターミッションで大きく話が進んでいくのはいつものフロントミッションって感じがしてよい
戦闘中会話みたいなのもそんなにないので、SLGパートのテンポの良さに一役買っている面がある
章ごとに主人公ロボたち含めたムービーがあったり、結構力が入ってる感がある
感想
このシステムで据え置き続編作れや!!!
そう思うほどにSLGのパートが面白い
キャラごとの固有スキルが「ランダム発動」から「APを多く消費することで確定発動」みたいなシステムに変わっているのがとてもグッドポイント
それでいて、今までのシリーズみたいにスキルがばんばん発動→連続攻撃で敵が達磨になる みたいな爽快感もそのシステム内で(しかも能動的な形に生まれ変わって)リブートされているのもよい
スキルがハマった時の無双感はシリーズにおいても結構強めなほうかな?と感じた
と言っても、下にも書くようにこちらのバランスブレイカー一辺倒でないのがなおよし!
難易度が結構高い
大体新天地に行くと難易度差でボコボコにされるぐらい敵が強いバランスがずっと続くし、到達度合いによってレベルキャップが開くタイプのゲームなので、ほかのソシャゲよろしくレベルの暴力で叩き潰すことができない
そしてなんと言ってもこのゲーム、全てのマップにターン制限がある というのがキモになっており、これにより「小規模戦が終わるたびにリペアで回復しながらテレテレ進軍してくべー」みたいなムーブが出来ない
かと言って攻撃はめちゃくちゃ苛烈なので、「先制して主要部位を破壊しながら敵に殴られる前にとりあえず無力化し、あわよくば撃破」って感じの流れで遊ばないと相当にしんどい
そんなゲーム性である以上「そもそも特定以上の火力がなければ参加ラインに満たない」という状況もあるし、結構シビア
といっても鍛えてしまえば案外あっさり…みたいなことはあるので「シミュレーションRPG」としての体裁はきちんと保ってる
初期キャラが結構強い
再行動移動もちのカイや、初期からデュエル持ってるディアナを筆頭に、初期配布のキャラが結構マジで強い
特にディアナは再行動までできてしまうので、お前本当にスナイパーかよってぐらい敵を連続で達磨にしていくし、胴体も好きな時に狙い撃てる
ガチャでそこそこ良いキャラを引いたが、彼女はいまだにスタメンで頑張っている
やっぱ遠距離から特定武器吹き飛ばせるのはつええし、再行動がこのゲームインフラすぎて持ってるキャラがなし崩し的にスタメンになったりする
と言ってもソシャらしさはあり
このゲーム、一応中レアぐらいの奴を最大レベルまで鍛えればちゃんと進めるらしいんだが、それだとあんまりにも難しい
そこでまあこのゲームにもソシャゲらしくガチャがあるわけで…
キャラのタレントや機体の強力さは、割と目で見てわかるほどにsキャラのが強い
例えば先ほどバカほど褒めた「ディアナ」というキャラがいるのだが、そいつが「特定部位に絶対にヒットする技」をつかうのに3APがかかる
それに対してガチャキャラの1人が「盾さえ装備していれば毎回特定部位の狙い撃ちが出来る」みたいなぶっ壊れパッシブを持っている コスパでいえば3倍ぐらい
そんな感じでガチャのあたりキャラが結構ガッツリ強かったりするが、引けたら引けたで爽快感がめちゃくちゃ上がるのでまあよしとしている
スタミナが渋い
これは悪い点
このゲーム、強化に必要なリソースや武器を集めるためにソシャゲよろしくスタミナを使うんだが…
回復は遅いわ消費量は多いわでもう薬でもがぶ飲みしないと先に全く進めなくなる
キャラクター強化関連割とマゾい
例えばST強化は1人ぶんぐらいなら一日で素材が揃うんだけど、小隊分の強化素材を集めるのが結構しんどい
そもそもが回数制限だったりするのもあって、しんどポイントだ
あとその段階でのレア武器掘って進めようとするとこれまた結構時間かかる
回数制限はこっちはないんだけど、スタミナが結構重いし周回するならSLGパートをちゃんと遊ばないといけない
そんなこんなでやっぱり「スタミナがない」が首をもたげてくる
「時間を置いてじっくり遊ぶ」ができる人にはいいかもしれない作り
一般スマホゲーほどのカジュアルさはない
なんといっても1マップがそこそこ長いので、あんまりカジュアルにこのゲームやろうみたいなのじゃなく、どちらかと言うとがっつり系なタイミングが多い
キャラは育たんがやることはある って感じで結構スタミナ無消費のパートとかも存在するので、なんだかんだと腰を据えてやることになってしまう
感想はこんなところですね
まとめ
FMシリーズファンならやって損なし
とにかく出来がかなりいい ソシャゲリリースされたのが惜しいレベル
モーションの出来もよいし、5thみたいなテンポで遊べるのもgood 本当に「最新作」として気合い入れて作られていたのであろうという出来をしっかり感じられた
ということでみんなもやろう!