最近遊んだおもしろゲー:A Dance of Fire and Ice
知人にアースウインドアンドファイアーみたいな名前だねって言われたゲーム 結構遊んだのでレビュー書きます
(プレイ時間自体は30時間程度)
今回から見出し・もくじシステムを使ってみたぜ
1.前段 プレイしたきっかけ等
発売自体はもうかなり前(2019年)で、Youtubeのショート動画とかでたまーに流れて来て「面白そうだなー」となんとなく思ってたけど、結局買ってなかったゲームの一つで、言ってしまえばドラゴン麻雀みたいな認知の仕方をしていた。(余談:ドラゴン麻雀に関しては無事最高レート卓に座れました 死んだけど)
今回RTA in Japanの種目に選ばれて更に知名度が上がったのかな?と思うし、買ったきっかけも割とそれ そろそろ触るか…って感じだった
その関係で今年の1月に購入するにはしていたんだけど、マジハマりしてたくさん遊んだのは今年の3月入ってからぐらい(正直、難しすぎて一回投げた)
2.このゲームについて
このゲームがどんなゲームかを軽く説明しよう
このゲームは言ってしまえば音ゲーなんだけど、他音ゲーと比べるとアクションゲーム風味がかなり強い。
基本ルールは下のgifみたいな感じで、赤青の丸っこい玉が道に重なった時にボタンを押す感じ。
そしてボタンはなんでもオッケー。
Aボタン連打しても良いし、Bボタンと交互に押しても良し。
これを曲が終わるまで繰り返して、マップを完走できればクリア。 本当に単純
3.じゃあなんでむずいん?
ここからは「こんな単純なゲームがなんで一回投げる程むずいねんアホか」という疑問に答えていく
①一回でもミスったら死ぬ
いの一番に思うのはこれ。
マジでキツい 精神にくるタイプのむずさ
基本的にはこのゲーム、フルコン以外を許してくれない 道を歩けぬ者は死ね!
他音ゲーだと初見曲とかで変調が急にきてもおっとっとGOOD出ちゃったよ^^; みたいな感じで済むところがこのゲームだと問答無用で死ぬ
じゃあガチャればよかったりしないか?と思うかもしれないがこのゲーム、次の道を踏むまでに一定回数ボタンをおすと二つの金玉がオーバーロードして爆発する
適当は許さん 死ね!
…初心者に厳しすぎん???
ただ、こんなリズムor dieな世界でも「チェックポイント」があるおかげで死んでも途中から再開できたりするので、地獄に仏と言った感じのゲーム(チェックポイントが存在しない曲もあります)
イメージ的には東方の完全無欠モードみたいな感じ
しかし、最終的に遊ぶことになる下のハイスピードモードだと上記のチェックポイントも消滅して、本当に死んだら最初からになる。仏は死にました
②お前ふざけんなよハイスピードモード
このゲームのある意味メインコンテンツ この周りの仕様で一度心が折れた
言葉にすると超短いんだけど
・上記の通りチェックポイントが消失
・曲の速度倍数を好きな速度に変更可能(0.1倍刻み)
・それぞれの譜面に目標が設定されており、目標速度より速い速度でクリアするとクリアランプがつく
要するに一曲を倍速でプレイして通しでフルコンできなきゃ死ね!って感じ
曲が速くなるだけならまだしもチェックポイントまで消すのはやりすぎじゃね?と今でも思う
しかもクリアしないと一部の隠し曲が出ない
ふざけやがって
③単純な音ゲーとしての難しさ
普通の音ゲーとリズム天国の違いはなにか?と言われると「レーンが存在しないこと」とみんな答えるだろう
このゲーム、それに片足を突っ込んでいる
マップという「譜面」は画面上に有り、それをもとにリズムを刻んでいくには行くのだが…
とにかく視認しづらい!!
さっき貼ったgifの序盤あたりなら「一定間隔でボタン押せばええんやな」ぐらいにはわかるが、もう2ステージ目からだんだんとこのゲームが牙を剥いてくる
上記のgifは3ステージ目のもので、これより難しい形は死ぬほどあるが、この時点で「おや?」と少し思う形ではあると思う
この辺は正直なところまだ序の口で、ここから先にもどんどんいろいろな形は出てくるし、その形を瞬時に判断し、リズムを取り続けなければならない
加えて何かにつけてカメラが回ったり明後日の方向に行ったりする演出が混ざって、譜面の認識性は他のゲームと比べて相当に低い、頭おかしいだろと最初思ってたグルーヴコースターより酷い
実際レーンに直すと音ゲー初心者でもできるレベルのものが大半だが、視認性の悪さで難易度が10倍ぐらいに跳ね上がっている
これで音ゲー中上級者向けの譜面をやるってなると…まあ恐ろしい
余談だが、非公式マップにも目を向けると、別ゲーの高難易度相当のノーツ数を叩かされるマップは結構存在する。
例に挙げると、このゲームともコラボしているmusedashでのレベル11譜面(当ゲームの最高難易度帯でかなりムズい)だったりする曲が、そのままの打鍵数でこのゲームにもあったりする
もちろんフルコン前提で音ゲーを遊んでいる狂じ…訓練された音ゲーマーにとってはそんなでもないかもしれんが、死ぬほど視認しづらい譜面をワンミスで死ぬ状況で叩き続けるのは筆者ぐらいのライト層からすると地獄だ。
4.ここまできつい辛い言ってっけどなんでハマったんだよおめー
まずは操作感のよさだと思う
どのキーを押そうが反応して、ガチャガチャとキーを打つと小気味良いクラップ音と同時にどんどんと進んでいくダブル金玉 これがなかなかクセになる
他のアクションゲームと圧倒的に違うのは、シンプルな操作ゆえの画面へのフィードバックの素直さだ
Aを押せば隣に移動できる 本当にこれだけ だけどここにゲーム自体の難易度を付加して上げることで打鍵一つ一つに楽しみを見出せる
公式が言ってる「指一本でできる音ゲー」ってのも強ち間違いじゃな…間違いだから忘れようね
そしてとにかくこのゲーム、達成感が凄い!
さすがに難易度が高いだけあって、一曲での覚えのプロセスとクリアした時に起きるカタルシスが他の音ゲーの類を見ない
ちょっと例えが適正じゃないかもしれんが、他ゲーで言うフルコン詰めの達成=このゲームの譜面クリアなので、いきなりその時の感覚がドンと襲ってくる
1曲クリアするごとにダクソとかそのへんのアクションゲーのボスを倒したような、そんな感覚に襲われるのが病みつきになってしまった。
だからこそ、初心者向けの配慮が存在しないハイスピードモードも「遊んでみよう、クリアしてやろう」と思えてしまう。
音ゲーを始めたばかりの頃、頑張って手を動かしてもクリア出来ない曲をなんとかクリアできたり、大好きだけどフルコン詰めようとしたら失敗しまくって、挙句その曲が嫌いになりそうになって、それでも続けてフルコンできた時、さらにその曲が好きになったり…
そんな経験をもっと味わいたくてがむしゃらに遊んでた時代にちょっと戻れた気がした。
実際adofaiの公式譜面で嫌いな曲って存在してないというか、変な愛着が湧いているというか…このデザインじゃなきゃ「クソ譜面だろ」って切り捨ててそうな譜面も好きだったりする。
いちばん好きな譜面はit go
正直この辺の感覚は「このゲーム難しすぎ」って思ってから先の部分なので「なんだこのゲームヌルいじゃん」で最後まで突っ走ると得られないものだと思う 音ゲーあんま上手くなくてよかった
しんどい要素を最初にべらべらと喋ったが、こう言う体験を強制的にぶち込んでくるゲームはなかなか存在しないし、ゲーム音ゲー初心者には結構良いゲームなのかもしれない ということで音ゲーを遊んだことない人も「死にゲー」という観点から挑戦してみるとどうだろう と思う
そして一度心が折れた 詰んでしまった人たちも、このゲームを今一度触って、クリア出来なかった曲をクリアしてみてはどうだろうか という感じで今回は締めさせてもらおう。