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日本の働き方のシステムについて思う。

別に日本に限った事ではないが、世の中の働き方は少し極端から極端に走りすぎてるのではないか、と思う。

学校を出たらすぐに働く事を要求され、立派に自立する事を求められる。

世間をまだよく知らない学生はその流れにただ乗せられ、朝から晩まで働く事を当たり前とされ、会社の都合に酷使され、疲れ果てた身体で自分のやりたい事も出来ず、むしろ見つける事も叶わず、そのまま生涯を終えてゆく。
それならまだ良い方で、中にはその過程の中で現実に押し潰され、鬱病や精神障害を抱えてしまう人もいる。

これで本当にいいのだろうか?
何かのステップを飛ばしてないだろうか?

そもそも今まで家族にただ守られていた立場の学生に、いきなり一人前にプロとしての仕事を求める事自体が間違いだ。

なぜそんなに学生に対し卒業してすぐ、給料を完璧に貰って自立する立場になる事を社会は求めてるのだろうか。

そうてはなく、もっと楽なステップアップの仕方があるのではないか?

始めから完璧な社会人になんてならなくてもいい。
始めは少しだけの時間働き、後は家族の協力を得ながら、ゆっくり自分の本当にやりたい事を見つけていく。
働くなんて、その位のスタンスでいいのではないかと思う。

卵から雛がかえるのに時間が必要なように。
人の体が大きくなるのに時間が必要なように。
学生の意識を『働く立場』に書き変えるのにも時間が必要なのだ。

とにかく今の世の中は色々と急ぎ過ぎだ。
自分の身を擦り減らしての労働?社会貢献?
――おかしい。

もちろんそれが好きな人は精一杯やればいい。
だけど自分が幸せでないのに、満たされてないのに、自分を犠牲にしてまで人に貢献する労働なんて優先順位を絶対的に間違っている。

もっと広い視野で、色んな働き方が認められ、受け入れられる社会になればいいなと私は願っている。




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