楊貴妃伝説
山口県長門市油谷に、楊貴妃を祀る二尊院という寺社があります。
中国、唐の時代玄宗皇帝の妃とされています。
中国で反乱が起こり、その場所で殺されたと言われていますが、実は息を吹き返し、船によってこの油谷(久津)に流れ着いたとの伝説があります。
寺院内は、中国の雰囲気満載の建物ばかりです。
楊貴妃は、この地で亡くなったと言われていて、「楊貴妃の墓」もありました。
楊貴妃の死の知らせを聞いた玄宗皇帝は、二尊院へ二体の仏像と13重宝塔を送ったとされています。
奈良の東大寺の四天王像とほぼ一致する仏像が「宝物殿」にはあるようですが見ることはできませんでした。
田舎町の漁港に近い場所に、突然現れる異国情緒たっぷりの寺院。
ここに眠る楊貴妃が、故郷を思い出せるようにとの配慮なのかな…。