私は君と歩いた冬、夢に蘇る。
#鬱気味観察日記
サザンオールスターズは、メロディもさることながら歌詞にも大人の心に閉まってある恋の扉を開けさせる力がある。
特に私はおしゃべりなので、無口で過ごし独り言すら言わない状態に憧れている。それは、開いた過去の扉にある恋だの愛だのの思い出話を語りすぎるからだ。
逆の立場なら、好きな人の過去の恋愛なんて聞きたくもない。耳を塞いで、あーあー言ってしまうだろう。それなのに自分で話すのだからその矛盾を治したいのである。
ゆえにポーカーフェイスにも憧れる。私は表情豊からしいので、感情に左右されない顔立ちで居たかったのだ( 。•̀_•́。)キリッ。
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短い付き合いだった年下の彼は私の顔を覗き込み「難しい顔してる、口に合わんかったんか?」とチャーハンを食べてる時に聞かれたことがあった。
その時は食堂のテレビでサザエさんが流れていて、声優さんがガラリと変わったことに思いを馳せていた時だった。普段の私は物思いにふけることはない、彼を見ているだけで十分だったからだ。
ただ珍しくあまりに心配するので、余程深刻な顔をしていたのだろう、なのにこのくだらない思考を話すのをためらったが、ボソボソと話すと、
「しょーもなっ!」と笑われてしまった。
「だから、言ったじゃん、D(前の彼氏さん)の前では難しいことなんて考えてないよ、そういうの好きじゃないでしょ?」
「チャーハンが不味いって顔してたからさー」
「え!ひっど!チャーハン美味しいよ?チャーハン好き舐めんな」って笑っていた。
今更だけれど、それこそポーカーフェイスのその彼が好きだった。笑わせたかった。一緒にいて癒したかった。世話を焼きたかった。彼のためになることがあれば手伝いたかった。
でも、そこまでは求められていなかったのだと今ならよく分かる。
寄り添えば何も言わず分かり合えてたはずの
君だけが抱き合う度にダメになるのを見抜いていた
過去の思い出の本、ページの終わりには読了の文字を入れようか。私の事だからそのうちその本は捨ててしまうだろう。
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