~卒業設計案4~余白のある住宅、知育住宅

こんにちは、今日は余白のある住宅について考えてみようと思います。

まずはじめに余白とは何かを定義しようと思います。余白とは住居の中で機能を持たない自由なスペースを表します。廊下や収納の余りがここに属することとなります。

ではこの余白で起きるアクティビティについて考えてみます。自分の幼少期の余白での思い出をベースに書いてみます。
私はドラえもんの収納で寝ることに憧れがあり、実家では収納にあのような2段のスペースがなかったためできなかったです。しかし、夏休みに祖母の家に遊びに行くと初孫であった私は割と甘やかされていたため、収納の中で寝ることが許されました。収納の中は自分だけの世界で小学生の私には非常に魅力的な空間でした。祖父母はあまり干渉せずにやらせてくれたことにも今となっては感謝しています。
この経験からか、私は今でも暗くて狭いところは落ち着くことがあります。
他に、実家の廊下の窓からみる景色が一番お気に入りで、中学校の時にはほとんど廊下で立って勉強していました。非常に楽しく勉強できてこれもまた今でも立って勉強することができるなら、私はそうしたいくらいお気に入りです。

このように幼少期の経験は大人になってからの習慣や好みを形成します。今の住宅にはこのような余白と言えるようなものは少なく感じます。
このような余白のある住宅を設計したいと考えました。

まず、設計の準備としてこのような余白でのアクテビティを集めます。
玄関、廊下、トイレ、リビング、階段くらいの要素についてこのような要素があると大人になった時にこうゆう影響があるなと考えます。
玄関は狭ければ玄関でお話しする文化の生まれない住宅、玄関が広ければ家に入れないがお話しするなどのスペースとしての用途があります。
廊下は前述のような勉強場所となったり、他にも色々とありますね。
トイレは本棚があれば勉強する場所になるし、狭くて何もなければある種監獄のような機能の部屋となります。
リビングは建築をやっている人ならばなんとなくわかりますね、そこから色々繋がるリビングアクセスなどの住宅内のハブの要素、吹き抜けなどの気持ちいい空間、ただ、そこに余白はあるのかなどを考えれますね。
階段も狭ければ階段、広ければイス、など色々ありますね。

このような住宅の要素を考えて余白を挿入することで子供のなってほしい人物像となることを手助けする住宅、健康住宅に対して知育住宅と名付けます。
この知育住宅を設計することを卒業設計案として考えました。

本日はこの辺にしておきます。読んでいただきありがとうございました。

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