文化祭2024
文化祭が終わった。
文化祭は楽しい。しかし水面下のカップルが露見するという点で、かなり心苦しいものがある。彼女がいそうにない僕が嫉妬するのが見苦しい。中高歴=打ち上げ不参加歴の僕にも、類友(類は友を呼ぶ)がいる。とんかつを食べる。およそカップルがいなさそうな会話を繰り広げる。女装する同級生の写真を見て笑った。爽やかな笑い方は難しいなと思いながらとんかつを待った。
ダンス部が一番キラキラしていたと思う。後夜祭もダンス部が締めた。ステージにあがる人はみなキラキラしているし、みんな彼氏か彼女持ちに見える。それでは、キラキラしていない僕の話↓。
クラス展示ではアトラクションを作った。持参の電動ドリルと、僕の労働が幾分かは役に立った。何か積極的な役割を果たしたわけではなくて、外圧に応じてみた、といった感じである。工具を持ってきてほしいといわれたので、家にあったドリルを持ってきた、みたいな。(ボールを投げるとそれ未満のボールを出力してくるという点で壁と同等。僕は壁。)マネージャーは大変だなと思った。教育実習生の人がかなり積極的に参加していて、こんなものなのかなと思った。他クラスはそんな感じじゃなかったらしい。作成に携わったものとして完成したときは感動したし、乗った人の喜ぶ姿を見るのは嬉しかった。たぶん爽やかじゃない笑みが漏れていたと思う。
アイスのてんぷらを買おうとして、お金が足りなかったところ、図書委員を三年連続で務めているエリート図書委員におごってもらった。縦のつながりってこういうときに役立つんだなあと思った(それでいいのか、アイスのてんぷらで縦のつながり使っちゃっていいのか)。委員会の委員長とか、特別なポストに就くと追加業務が発生して、面倒くさがる人が大半だけれども、追加業務を通してつながりができるから、大切だ。
美術部の作品を4点買った。一点100円。お金出したのでスポンサー名乗っちゃってイイですよね?
友達の女装のクオリティが高かった。数年前まで現役の制服をいとこから借りてきたらしい。女子高生の衣服はそれだけですごい。吸っていいかと聞いたら、だめだと言われた。女装はフィーリングカップル用の衣装なのだが、今年のフィーリングカップルは盛り上がりに欠けた気がする。
ここで一つ。
Q:初めてのデートでは何をしたいですか?
A:餌付けしたいですね。(間をおいて)いやそれfeeding couple!!!!
(陰キャの僕が去年フィーリングカップルに参加させられたのはまた別のお話。)
テント内で調理してる先輩を撮った。赤いテント越しの太陽光を受けて、先輩が赤かった。革命的だ…と先輩がその写真を見てつぶやいた。良いと思う、その思想。
部活さぼりまくって軽音してた先輩が有志で出演してた。あんまり声聞いてなかったので、イケボ(僕の主観)で歌いだしたとき驚いた。「出演者の名前を叫ぶやつ」を先輩がしていて、来年それやりたいと思った。軽音部の人と友達になるところから始めないといけない。
鉄道愛好会と人権研究会に寄った。知り合いの先輩が一人ずついて、すごい!俺の顔広い!って思った。(ただ知ってるだけ)。僕のアイデンティティは少なからずここらへんにも立脚してる。
むすび(先輩の話)
僕は縦のつながりが横のつながりと同じぐらい広くて、それを他者との境界線の一部として(「みんなとはこの点で違うんダワ」)使っているところがある。(僕がすごいってわけじゃなくて、先輩の人格の良さに大感謝祭。)
で、その先輩にとって今年の文化祭は高校生活最後の文化祭。来年には卒業してしまう。僕のアイデンティティがなくなってしまう。それがここ最近の悲しみごと。
で、最後に一つ言うと、「人に話しかけよう」。つながりはいつだって話しかけるところから始まる。だから、人に話しかけよう。類は友を呼べる。(たぶん)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?