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【35歳のNZ留学】FIFA 女子W杯

2023年7月20日〜8月20日FIFA女子ワールドカップが開催された。
主な開催地はNZだった(他にオーストラリア)。会場の一つにオークランドのイーデンパーク。オークランドに住んでいれば十分に行ける距離である。チケットはFIFAの専用サイトから購入できる。決勝に進むにつれてチケットの価格は上がっていくのだが意外に高額ではなく、むしろこの価格で試合観戦できるなら安いと思ったほどである。もちろん学校でも連日の話題で、いつ行くか、どの国が勝ち上がるかと予想してみんなチケットを取っているのだった。私も友達に誘われて「行く!」と答えると例によって友達はあっという間にチケットをとり、そのチケットはこれまたあっという間に私のスマホの中にお届けされた。
は、はやい…
今時は本当にすごいなぁとつくずく思う。もし自分でするとしたら…?
操作完了の前にW杯は終わるだろう。
(デジャヴか!と突っ込みたくなる。記事:ミュージカルふたつより。)
それぞれ住んでいる方角が違うので、当日は会場で待ち合わせをすることにした。

8月5日 
ー スイスVSスペイン戦 ー
バスで会場近くまで行く。バスを降りるとそこはすでに大勢の人でごった返していた。すごい数。
人の波に流され人をかき分けてようやく仲間と合流すると何だか実感が湧いてきた。ドキドキする。
世界レベルの試合をこの目で見るんだ…!
(ちなみに私は10年間フットサルを趣味としていたが、J3の地元チームの試合意外に観戦したことはなかった。)
コロナ禍に入ってからあらゆるイベントやコンサートなどから遠ざかっていて数年ぶり、久々の高揚感だった。
会場には水や食べ物の持ち込みが禁止されていて、ゲートでバッグの中身をチェックされる。ペットボトルに入った飲料水などはゲート前で皆処分されていた。私は水筒の水を一気飲みして空にしたのだった。
いよいよ会場入りする。私たちの席は十分にコート全体を見渡せる席だった。席に座ると雰囲気は一層高まり、夕暮れ時のスタジアムは選手たちの緊張した空気と交わってより幻想的になっていった。
両国の選手が入場する。
リアルに他国の国家を聞いて感動した。
試合が始まると、一斉に歓声が上がり前の席でも後ろの席でも応援の声が響いた。こういう時の熱くなりようは日本人はやはり薄い気がする。しかし日本人も心の中では熱く応援し楽しんでいるのである。
スペインの選手が目の前でゴールを決めた時はそのカッコよさに思わず
「うおぉおおおお!!!!」
と私も大歓声を上げた。目の前でゴールの瞬間を観れるとは夢のようである。
結果スペインは4点のゴールを獲得し準決勝に進んだ。
準々決勝の相手は日本だった。
”絶対に見逃せない戦いがここにある…!”
例のガッツポーズと共にカビラーさんの声がでっかく聞こえてきそうだった。
そういうわけで次の試合も絶対に見逃せないのだ。
さて、どうやって観ようか。(続)

人がぞこぞこ
帰りも人がぞこぞこ、道のりは遠い。

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