35歳のNZ留学【リベンジ】
選択授業で2サイクル目のアート授業である。
前回は何ひとつ理解できず聞くことも、また話すこともできなかったこの授業に懲りず挑んでいる。
というのも、前回挫けたあの日以降(※記事:ついに挫けた日)私はある結論にたどり着いた。結論というのはこうだ。そもそも会話というのはある程度予知した上で行われているということ。つまり、アートについて誰かと話すなら「好きな色は?」とか「好きな作家は?」「どこが好き?」とか、そういう話になるんじゃないかと経験上分かるから自分の意見が言えるのではないかということ。だとすれば私は前回その経験を手に入れているわけだ。
結果はー挫折ーのフタ文字であったが。
「今回はできる、大丈夫。」と自分に呪文をかけ、2サイクル目のアート授業に挑んでいる今である。ほとんどの人は同じ授業を選択しない。違う先生や、違う分野をみんな試したいのだ。実際、パターン化された授業は少々つまらないというか、飽き飽きしてしまう。選択授業は実のところ途中で変更することも可能なので、サイクルの途中で「あ、新しい人きた」という時もあれば、「あれ、あの人変えたんだ」みたいなことがままあるのである。先生たちもそれをわかっている。2サイクル目の授業初日先生は「また来たの?」と言った。
私は内心燃えていた。
リベンジの炎が心の内で静かに燃えていた。
転んで泣いてもタダじゃ起き上がらない自分の根性を自覚し自分で驚いている。
真っ暗闇の中に転がり落ちたら、光の見える方へと歩いていくようにできている。そこに学びがある。
ー話を戻そうー
授業は概ね前回と同じ流れで進んでいく。
私は復習しながら授業に参加していた。例えば、iPhoneのメモ機能にメモしたものを見直したり、ノートに落書きして線の種類(line type)を書き込んだページを眺めたり、分かりやすいキッズ向けのYouTubeを見てみたり。その成果もあり今回は授業の内容が分かる、という感覚がある。会話では思うように話せるとまではいかなかったが、質問のフレーズや返答のフレーズの型を知っていることで前回よりも会話が成り立っていることを実感する。この感覚や実感は「まるでできなかった」という前回の挫折感を柔らかく溶かしていった。
2サイクル目、最後の授業は「色」である。
好きなタイプの色を作る。
出来栄えを見て私は満足した。前回私が作った色といえば、気持ちが反映されまくったぐちゃぐちゃの色だったが今回は違った。ふたつを見比べながら、アートにその人の内面が映されるという意味が少し分かった気がした。
<番外編>
アートを2サイクルもすればもう十分である。
私はようやく次のステップにいく。
次の選択授業に私はヨガを選んだ。
これが割と理解できる。
留学直前まで続けていたアシュタンガヨガに、息を吸う(インヘル)とか吐く(エクセル)など部分的に英語の要素がある。
つまり経験上、言葉の予知が少しできる。
ほう、私が出した結論はあながち間違ってないな。
そう思った。
そして三点倒立を披露し「Wow〜!」とみんなが沸いた時、ちょっとだけ英語の授業の楽しさを感じたのだった。
<学びメモ>
カタカナにしてみると意外と知ってる英語ってあると思う。
-Line Types-
Straight 直線
Curved 曲線
Diagonal 斜め
Horizontal 水平
Vertical 垂直
Parallel 並行
Dotted 点線
Wavy 波線
Curly クルクル
Bumpy でこぼこ
Zigzag ジグザグ
Messy ぐちゃぐちゃ
-Color-
hyper colorful 超カラフル
limited color 限定色
primary color 原色
complementary 補完的な
selected saturation 彩度
bright 明るい
dark 暗い
monochrome モノクロ
Neon ネオン
Pastel パステル
Muted color 落ち着いた色
Jewel ジュエル
What's your favorite color?
-shapes-
分かりやすく、ちょっとラップめいたノリでやってるのが面白い動画。