自分の至らなさを無視して、相手のプライドを無視する無能さ。
昨日の勤務初日。
クリニックで20年勤務しているベテランnurseさんにお会い出来た。
流石の貫禄と、落ち着いた物腰。
どんな方なのか、興味深々で仕事風景を目で追っていた。
たまたま、その方の採血風景を見る事が出来たのだが、おそらく血管が出難い人だった様子で、パシパシ叩いていた。
この時
『あぁ、古いやりだなぁ』と思った。
と同時に、あぁ、私の心の中でこの思いは閉まっておいて、大先輩のプライドは絶対に傷つけてはいけないと思った。
今は当たり前の事だと思うけど、昔の私は本当に馬鹿だった。
昔の馬鹿だった私は、当時大先輩のNさんに、業務をスムーズにして欲しくて、ある提案をした事があった。
だけど、そのNさんは提案とは受け取らず、注意されたと受け取った。
もちろん、この後の職場の雰囲気は最悪なムードに。
その時に私は学んだ。
『だから皆んなは思っていても、その人に提案しなかったんだ…』
時既に遅し。
生意気な私は、誰からもフォローされず、ただ嵐を過ぎるのを待つしか無かった。
今になって思えば、何て事をしたんだろうと、自分を引っ叩いてやりたい。
この仕事はチームワークであって、皆んなの雰囲気を悪くしてまで、業務の提案をしてはならないと。
自分のスキルや知識を、他と比べた時に、劣っているとか上とか下とかじゃなく。
ありのままに、相手と自分の違いを受け入れる事。
あくまでも相手を尊重する事。
何故そのやり方が良いのかは、相手の都合であり、相手の意図はわからないから。
これは、本当に恥ずかしい事だが、最近になってようやく理解してきた事だ。
求職活動中にはじめた、ヨガが良い影響をしているかもしれない。
毎日、自分と向き合い、自分の呼吸や身体の声を聴く。
瞑想も効果がある様だ。
これまで、運動が続いた事がなかった私だが、ヨガは私に合っていた様で、かれこれ2ヶ月は毎日続いている。
健康寿命を伸ばし、生涯現役で働こうと決めた私は、これからも自分を見つめ、相手を受け入れる事の出来る、余裕のあるnurseを目指そうと誓った。
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