不
Apollo
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作詞/作曲/編曲:Apollo
朗読:Fuu(Violet Apple Machine)様
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隣で、変形するロボットが新緑について話している。
「馬に睨まれていつか食われてしまうんじゃないかと思った。」
そんなことをおどけて話す君に同情してしまう。
腐った肉のにおい。
胸やけを繰り返す。
ところで、舌はどこ?
宝石は
モクレンのにおいがする。
テーブルには残飯が乗った食器と灰皿がひとつあった。
煙が形を変えながら昇っていく。
0.1秒、0.2秒、0.3秒…
雪の音だけが聞こえる中で
息を吸って、吐く。
次に出す足のことを考える。
ただよう水滴が、ひとすじに集まっていく。
許す、許さない、許す。
(よそ者の宇宙と、へその緒でつながれた頭)
(神話の世界で、人は骨から生まれる)
おさかなさん、目を食べてもいいですか?
部屋中にこびりついた水飴を見て、台無しの気分。
パステルカラーですら鋭く刺さる。
ここにはもう来たくない。
教育ビデオでは何も変わらないから。
電源を落としてゲームはおしまい。
記憶をなくしてまた明日。
宝石は
モクレンのにおいがする。
朗読:Fuu(Violet Apple Machine)様
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隣で、変形するロボットが新緑について話している。
「馬に睨まれていつか食われてしまうんじゃないかと思った。」
そんなことをおどけて話す君に同情してしまう。
腐った肉のにおい。
胸やけを繰り返す。
ところで、舌はどこ?
宝石は
モクレンのにおいがする。
テーブルには残飯が乗った食器と灰皿がひとつあった。
煙が形を変えながら昇っていく。
0.1秒、0.2秒、0.3秒…
雪の音だけが聞こえる中で
息を吸って、吐く。
次に出す足のことを考える。
ただよう水滴が、ひとすじに集まっていく。
許す、許さない、許す。
(よそ者の宇宙と、へその緒でつながれた頭)
(神話の世界で、人は骨から生まれる)
おさかなさん、目を食べてもいいですか?
部屋中にこびりついた水飴を見て、台無しの気分。
パステルカラーですら鋭く刺さる。
ここにはもう来たくない。
教育ビデオでは何も変わらないから。
電源を落としてゲームはおしまい。
記憶をなくしてまた明日。
宝石は
モクレンのにおいがする。