絵を描き始めて1年経ちました。どうぞお手柔らかに。
僕には数年前からコンプレックスがありました。
それは「絵」です。
何を描いても下手で、上手な子の絵を見ていつも悔しい思いをしていた小中学生の頃。
絵のことは全く忘れて漫画を読み漁った学生時代。
そして大学を卒業し職業柄、絵を描くことを求められる場面も多々。
その度にうまく誤魔化し絵を描く事を避けてきた僕ですが昨年、心の奥底に幽閉されていたコンプレックスが爆発しました。
「絵を描きたい!!!」
そうなんです、絵を描きたいのです。それも下手でもいいからとにかく絵を描きたかったのです。
そうしてiPadを購入して初めて描いた絵がこちら。
目も当てられません。
とはいえ長年のコンプレックスを破ろうと絵を描いた事に妙な満足感がありました。
それから僕は絵を描き続けます。しかしその練習方法がダメで当然の停滞が続きます。
初日の絵と1ヶ月目のこのバイトの絵を見れば成長は感じられますがその頃の僕は……
「オリジナルこそ正義!模写は成長出来ない!!」と息巻いていました。お恥ずかしい。
絵のテーマは全く意味不明ですが相変わらずオリジナルを描き続けています。この時は描いていて楽しい!!一筋。
しかし……4〜5ヶ月経った頃絵を描くのが全く楽しくなくなり筆が止まってしまいました。そこから1ヶ月絵を描く事はなくiPadは動画サブスクのための画面として活動を始めます。
しかし、あの1枚目のレベルから自分でも一応は絵と呼べるレベルの絵を描けるようになったのに……数ヶ月の努力をドブに捨てるのか!(努力してきたつもりはないが)と自身の絵に対するが喝が生まれます。
iPadを手にして5ヶ月目(ブランク1ヶ月)、初めて模写をしました。理由はオリジナルを描く自信がなく模写しか選択肢がない状態だったのです。
この絵はDr.スランプの摘鶴燐ちゃんです。
「あれ?初めてにしてはいいんじゃないの?」
今思うとダメダメですが当時は本気でそう思っていました。
これは結構大切で心の底から自分の絵を褒める事が次また新しい絵を描く事に繋がると思いました。
そこから僕はひたすらに模写だけを続けます。
ここには載せきれないほど模写をしました。
色を塗るのがベストですがこの時期(6〜7ヶ月)から目標が生まれます。
「漫画を1つ描いてみたい」
模写をしつつ今度は人体作画に手を出します。色塗りより先に人体を自在に描けるようになりたい!と強く思うようになった自分。
超技巧人物作画テクニックのラフ画を空き時間に模写していました。
するとオリジナルを描く時に、ここのラインはこのように描けばいいんだ!とかこのポーズの時は目線がこっちがいいな!など脳内に人体作画が埋め込まれていく感覚がありました。
だんだんとマシにはなってきているかな?
しかしこの段階の悩みとしては絵柄が安定しない事にありました。
同一のキャラクターを描こうとしても全てが似ているだけで違うキャラクターになってしまうのです。
その後も人体作画や模写を続けますが……。安定した絵柄を手に入れる事は叶いません。
やっぱり難しいと途方に暮れていた時にふとものすごく当たり前な事に気が付きました。
「1つの作品のキャラクターを永遠に模写してそのデザインを染み込ませよう」
正直まだまだです。色も塗ってないし線も誤魔化していてポーズも似たようなものばかり模写している。
でも、どうでしょうか?1年前のあの絵より遥かに成長していると思います。これから「ばらスィー先生」の苺ましまろの絵柄を脳に染み込ませて、メイドインアビスや三ツ星カラーズのような似ている画風の漫画を1つ自己満足で描いてみたい。
最後にオリジナルの絵を。
全体像じゃないし線で誤魔化しているしとツッコミ所はあるけどもとりあえずは褒める!
よく1年間も絵を描く事が続いた!!おめでとう自分!次は漫画だ!
大変長い文章でしたが1年間絵を描く事を継続してかなりの気づきや新たな目標を得られました。
このnoteでは町歩きに関する記事が中心となりますが時折イラスト関連の記事も書くのでよろしくお願いします。
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