洗濯日和
今日は天気が良かったので、彼が溜め込んだ洗濯物を一気に洗った。フェイスタオルが1時間もしないうちに乾くような、まさに洗濯日和。強い日差しと、ほんのり暖かい空気。春に数日だけある、この天候が私は好きだ。
一人暮らしする彼の家にはよく泊まっている。2年交際している間に、気がつけば彼の家は随分快適になっていた。夏用冬用春秋用の3つのパジャマが揃っているし、替えの服やスキンケア・化粧品、1dayコンタクトを両眼箱ごと置いている。急なお泊まりにも対応できる最高の仕様だ。
昨日の深夜、シャンプーとリンスを買いに出かけた。彼は石鹸ひとつで全身洗うので、私もそれに慣れていたが、髪がかなり伸びたことにより難しくなってきた。「好きなの選んで良いよ」と言われたから色々見ていたけど、肌が弱い彼でも使えたらと、薬用のものを選んだ。
初めて使うものだから不安だったけど、使い心地はかなり良くて安心した。早速彼も使ったようで、「髪サラサラ!やっぱシャンプーリンス使うと違うなあ」と喜んでいた。肌にも合うようで、選んで良かった。
一夜明けて、彼がバイトに行った。ぼんやりと洗濯をしていたけれど、私の服と彼の服がごちゃ混ぜになって干されているのを見て、なんだか一緒に暮らしているみたいだなって嬉しくなった。
一昨年買って彼の家に置いていた冬用のパジャマを今年も使ってその季節を終えたこと。歯ブラシを新調する瞬間。彼の家だから感じられる幸せ。
来年も再来年も続いていけるように、取り込んだ洗濯物をいつもより少し丁寧に畳んだ。