マンダラチャートは自分サイズでいい‐世界を目指さない、ドラフト1位も目指さない人の等身大の目標設定‐
マンダラチャートを作ってみました。
それもかなり真剣に。
あの大谷翔平選手が高校生の時に自身の目標をマンダラチャートに落とし込んだ話は有名です。
私はあれを見たとき驚愕し衝撃を受けたことを覚えています。
自分の高校生時代との違いを見せつけられた。
何も考えずにぼーっと生きていた自分にはそんな目標はとても立てられない。
ただただ立派で自分とは全く違う種類の人間なんだと妙に納得しました。
そして、当時の私はすでに30歳を過ぎていて今さらマンダラチャートを作っても意味がない、そんな風に考えていました。
そう思った理由としてまず
1.目標設定が壮大すぎる
大谷選手が掲げた目標は「ドラ1 8球団」というものでしたが、
それはつまり、「日本の12球団のうち、3分の2にあたる8球団から1位指名をされる」というとんでもないもの。
私にはそんな目標もなければ成し遂げたい夢もみつかっていなかった。
圧倒的な格の違いを見せつけられて成すすべもない。そんな状況でした。
2.大谷翔平の「野球」のような生涯をかけてやりたいことがない
私には残念ながらいまだに生涯をかけてやりたいことがみつかっていません。
「40にして惑わず」かの孔子もこんな言葉を残しましたが、私は迷うことばかりの人生を現在進行形で送っています。
これ!と思えるものがみつかっている人や才能がある人は幸せだ、ただ目標に向かって進めばいいのだから。そんな風に考えていました。
そんなわけでずっとマンダラチャートとは無縁の生活を送っていましたが、今思うこと、それは「自分のような平凡な人間にこそ、マンダラチャートが必要」ということ。
他人の意見に左右され、すぐに他の人の影響を受けては自分を見失ってしまうようなか弱きメンタルの持ち主にこそ、「柱」が必要なのです。
自分の中の「軸」がしっかりしていれば、迷うことも減る。
柱は時に「いかり」となり「羅針盤」となる。
自信を持って自分の人生を歩んでいける。
立派な目標なんかいらない。
ただ「不安定な今をもっと強くしなやかに生きていきたい。」そう思うようになり、マンダラチャートを作成するに至りました。
作成にあたり気を付けたことは2つ
1. オリジナルであること
2. 心から望むこと
以上です。
もちろん、他の人の目標も参考にしていいと思います。
私も大谷選手のマンダラチャートにある目標をいくつか取り入れさせてもらいました。
あの時には気づかなかったけど、大谷選手は「あいさつ」や「礼儀」など人として当たり前にふるまうべきこともあえて、目標に落とし込んでいる。
それはつまり、無意識レベルでできるようになるには日々の意識づけが必要だから。当たり前の中にこそ本質があるから。そう私は解釈しています。
マンダラチャートの枠を埋めていると、不思議と気持ちが落ち着き思考がクリアになっていきました。
私の柱は決まった。
とはいえ、一生この柱とともに生きていくと思うとなんだか重い。
もしかしたら、来年もしくは数年後また気分や状況が変わってしまっているかもしれない。
そんなときはまた新しい「柱」を作ればいい。
今はそんな風に考えています。
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