ChatGPTで悩みを言語化するー『努力革命』に学ぶ解決策
ビジネス情報サイト『PIVOT』で配信された動画を見て、対談していた伊藤洋一氏の著書である『努力革命』を読んだ。
動画ではAI時代の新たな努力の在り方が進んでいるという内容だった。
『努力革命』はよくあるChatGPTの使い方本のように一読でさーっと読めてしまう内容だったが、それでも日々ChatGPTを使っていく上でのヒントが散りばめられていたように思える。
ざっくりした本の概要はこうだ。努力を量や根性に頼るのではなく、効率的な方法に切り替えていく必要がある。特に悩みや課題を解決する上で、80点の内容をChatGPTに出してもらい、それを人間が100点に近づけていくという努力の方法が必要とのことだ。
誰しも、モヤモヤした悩みやどうしたら良いか分からない課題というものがあると思う。それをAIを使って、問題を小分けにしたり、逆に抽象化したりすることで(これを著者は壁打ちと言っている)問題の本質に迫っていき、悩みの解消や課題解決の足がかりにしていくということのようだ。
ChatGPTで、全ての問題が解決できる訳ではない。けれど、自分の頭の中にある言語化できていない情報を、具体化・抽象化を織り交ぜて言語化していく。これを行うのに、ChatGPT以前は相当な時間を要していたが、これからは格段に短くなる。つまり時間を費やす要素が一つ減ったということになる。
本の題名が意味するところは、「自分の力を入れるところを見誤るなよ」ということなんだと解釈した。
確かに、モヤモヤする悩みというのは、時折現れる。なんか不機嫌になってしまう、なぜかうまくいかない時がある、同じことをなん度も考えてしまう。そんな時にこの考え方を使ってみたいと思った。