何でもいいから書いて

「何でもいいから面白いことやって」
 そう、お笑い芸人に言うようなもので、非常に不快です。
 ですが、書かないわけにはいかない。当然、「今日は何を書くのか」と今日一日、仕事をしている時も、蒙古タンメン中本で味噌卵麺(麺特盛、ライス、背脂、北極煮卵)を食べている時も考えていたが、結果、「コレだ」。
 というネタが、浮かぶことはなかった。
 明日。
 トマス・ピンチョン全小説コンプリート計画の一端にして残り三冊、『逆光 上下巻』『スロー・ラーナー』を探しに東京へ行く。
 まずは「丸善・丸の内本店」それで駄目なら、
「三省堂書店・神保町本店(小川町仮店舗)」
「三省堂書店・池袋本店」
「ジュンク堂書店・池袋本店」
「ブックファースト新宿店」
「紀伊国屋書店・新宿本店」と周る予定。
 最悪は「丸善・津田沼店」へ行くかもしれない。
 そんなことを書いたところで、面白くなるはずがない。
 却下。
 自分の最も古い記憶について書くとか。
 保育園児、おそらく年長。園内で肝試しが催され、少し、怖かったこと。暗くなりだした夕方、色紙で時計を作ったこと(平面)。千葉の母の実家の畑の隅で脱糞したこと。同じく田舎の小川で、オタマジャクシやアマガエルを捕まえたこと。叔母さんのスカートの中を床に寝ころび覗いたこと。
 取りとめがない。
 グダグダ書いたところでどうしようもない。
 却下。
 よくあるSFの設定について。
 アンドロイドはまず不思議。
 人間と見分けがつかない外見は、必要ない。事実上の人間のクローンになってしまうし、人間と同じ権利を求めてきてもおかしくない。そうなればややこしい。そもそも、仕事や作業をこなせればいいので、人間に見える必要性がない。冷蔵庫がオジサンの形をしている必要がないように。
 空飛ぶ車は危険すぎる。
 エンストしたら、爆弾同然。地上の車ですら問題があり、日本において事故死者数が年間で四桁を切ることはない。アクセルとブレーキを間違えて、マンションの8階に突っ込むとか、いくらでも事故は起きうる。
 山間部や島しょ部など、陸路では運搬困難な地域への運送、それもルートが限定された方法で運用、それが限界に思える。
 というか、空を飛んだらそれはもう、タダの巨大なドローン。
 サイボーグは、義手義足などの装具が現実的。
 便利だからといって健康な腕や足を切断し、機械に置き換える、そんな恐ろしいことは出来ない。脳だけ生身で、他が機械。もうそれはロボットだろうと。アンドロイドと同じで、単なるロマン的な存在。
 しかし、人体改造は歴史上、今に至るまで行われており、変態的な人間が実行する可能性はある。一般人の利用はないが。
 などなど、
 色々とSFの設定について考えてきたが、「だからどうした」の部分が浮かばない。
 却下。
 と、
 単純に「書くことがない」ということを、ここ最近よく書いているが、今回に限っては許す。
 何故ならタイトルが、
『何でもいいから書いて』だから。
「何でもいいってことだから、本当にそうしたのか?」
「これを”開き直り”というが、私はオープンな性格でね」
「いつまでこんなことを続けるつもりだい?」
「毎日書く以上、またあるでしょう」
「心苦しくないか?」
「慣れないようにはしているよ」
「具体的な対策はないのか?」
「あ、、、、回線が、、、遅く、、、あ」
「インターネットアクセスは正常だ」
「私の頭の回路のほうが」
「明日は東京へ行く。つまりがネタがある。内容を充実させるために、何か準備することはないのか」
「出たとこ勝負。私はライヴ感を大事にしている」
「それを開き直りという」
「私は、オープンな性格でね」
 自分との対話終了。
 もう夜11時を過ぎた。
 野球プレミア12、韓国に勝った。
 明日、まず、東京さ行くだ。金はおろした。準備万端。
 もうええやろ、文字数も達したし。
 明日は本気だす。
 マジで。
 了。
 
 

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