雑談の役割

仲良しのママ友が2人いて、月1.2回近所のファミレスでランチをしながらああでもないこうでもない話をしている。
引越しをしたからだと思いたいが、私のキャラクターもあってか、わざわざ約束をしてまでお喋りできるママ友がそんなに多くない。なので、彼女達は貴重な存在だ。子供がもう中2小6の今、これからママ友が増える事もないと思うので、大事にお付き合いを続けていきたい2人である。

そこまで大きく価値観の違うタイプでもないから仲良くなれたと思うし、お互いそれなりの気遣いを持ってお付き合いできていると思うので、基本的には楽しいけれど、時々「ん?」と思う事もない訳ではない。
少し「ん?」と思ったからと言って、もう付き合いを辞めたいという訳でもなく、そういう考え方もあるんだなあと思ったり、こういうことで腹が立つ人もいるんだなあ、気をつけよう、と思ったりする。
私自身も、彼女達に「ん?」と思われている事もあるかもしれないし、基本的には実害はないので、別に問題ではない。

上記を大前提としてお話したいのだが、子供が思春期の今、子供の友達とのトラブルが話題に上る事も多い。
ママ友親子は我が家より会話が多いのか、子供のかなり細かいトラブルまでいろいろと把握している。きっと子供にとって話しやすいお母さんなんだと思うので、すごいなあと思う。

自分の若い頃を思い出すと、本当に自分勝手だったなあと思って、もう思い出したくない!という振る舞いを周りの人にたくさんしてしまったと思う。本当一人一人に会って目を見て謝りたいくらい。
それでも楽しかった思い出を共有できている、今も関係が続いている学生時代の友達には本当に感謝しかないし、心から彼女達の幸せと健康を願わずにいられない。

他の人はどうかわからないが、とにかく私自身は若い頃とても未熟で、思いやりや気遣いのある行動をできていたなどとは、口が裂けても言えないのだ。今もなお全然大したことはないんだけど。

そしてまあ他の子も、多かれ少なかれそういう面があったように思う。たまに人生2周目?みたいな非の打ち所がない良い子もいたけど、大半は軽めの嫉妬やマウント、悪口、ワガママ、不義理など、何となく若い女の子にありがちなことを時々はしてしまうような感じがあった。

ママ友の話を聞いていると、子供の友達のそういうところを一切許さない雰囲気を感じる事がある。ここから大きないじめやトラブルに発展する事もあるので、静観ばかりしてはいけないと思っているけど、大半は大人が口を挟むとロクなことがない気がしているので、私はあまり我が子のトラブルに口を突っ込まないように我慢している。
ママ友も直接口を挟まないために私に話しているのかもしれないが、「子供にそこまで求めるのか…?聖人君子じゃないよ」と思ってしまうことが時々ある。
私の子供の悪いところはその場ではもちろん言われないけれど、私の子供も別に完璧ではないので、苛立たれていないか心配になる。
そして、まだ10代の女の子の悪いところを延々と聞いていると、自分がすごく正しい人のような気持ちになってしまうことがある。これって怖いこと。

やっぱり良くないなあ。
書いてみて改めて思った。これよくない。(苦笑)

10代の女の子は、精神的にはまだまだ未熟で幼いし、お互い傷つけたり傷つけられたりして、円滑に人間関係を築く方法を学んでいる真っ只中だ。
もちろんそれで大きく傷ついてしまい、後々まで立ち直れない程のトラウマになったり、場合によっては命を絶ってしまうこともあるので、注意深く見守らなければならないが、多少のトラブルは経験した方が良いと思う。人間関係の失敗はダメージも大きいけど、若いほど修復可能でもあり、学ぶ事も多い。

だからある程度は気にしなくても良いんじゃないかな…とママ友の話を聞いていて思う。それをやんわりいう事もあるし、言わない時もある。
まあ雑談ってそういうものだね。「吐き出す事でスッキリする」は、悪いことではないし、雑談の醍醐味だ。

ああ書いたらスッキリした。
これで、またママ友と次会った時に、話を聞いて正論でズバッといっちゃわなくて済みそう。笑
私達大人もそんな完璧ではない。子供の友達についてつい思ってしまうことを聞いてもらっても大丈夫だと思ってくれているなら、その期待には応えたい。
私だって器の大きい大人のふりしちゃってるけど、ママ友相手にリアクションに困るような話をぶちまけている事もある。それを減らしたくてnoteを始めたんだった。私の子供は、私には雑談をしにくいと思っているかもしれない。雑談上手になりたいな。

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