脱こじらせおばさんへの道

今までちょこちょこnoteを書いて来て、なぜ私がこじらせおばさんになってしまったかは何となくわかってきた。
最初はこじらせおばさんの自覚すらなかったので、すごい成長だと思う!

理由は主に3つ。
①母との関係
②容姿によるコンプレックス
③夫との関係

これらが上手いこと?ガッチリ組み合ってしまい、それはそれは強固で立派なこじらせおばさんが誕生したのだ。まあおばさんと呼ばれる年齢になる随分前からこじらせ女子は誕生していて、それがそのままおばさんになったまでだけど。

なので、これらをきちんと解消して、もう関係ないと納得できれば、脱こじらせおばさんへの道が開けるんじゃないかと期待している。

①の母との関係は全然良くなっていない。今私が母になってみて、子供が中学生になって、「あの時母がああ言ってたのわかるかも」とか全く思わない。むしろ、ますます許せない。無視する→怒鳴る→泣くのループがウザくて仕方なかった。
noteに思いの丈をいろいろ書いていたら「全然関わりたくないが、キレさせるとウザいし、父や今の家族の手前、縁切りする勇気もないから、仕方なく最低限の付き合いを続けている」と言う身も蓋もない答えが出た。コレどちらかが死ぬまでこのままなのかな。寂しいなあ。
お母さんのこと大好きでわかって欲しかったのに、いつも怒らせてしまって、しかもその理由がわからないなんて、私ってもともと頭も性格も相当悪いヤツなんだろうなと、小学生の時くらいには思い至っていて、子供ながらその事を受け入れるのがとても辛かったんだけど、どうしたら良いかがわからなかった。
かなり卑屈で自己肯定感の低い「どうせバカにしてるんでしょ」「どうせ私の事嫌いになるでしょ」人間のベースが培われたと思う。

②幼少期から20代半ばくらいまで、大柄でガタイが良くて彫りの深い顔立ちで(沖縄出身?と聞かれた事複数回あり)、可愛らしいとは正反対の容姿だった(まあ今もだけど)。だからなのか、初対面の人に話しかけただけで相手が何だか引いていたり、2.3人でクスクスこっちを見て笑っていたりする事が何度もあったので、クラス替えや初対面の人との飲み会などがとにかく嫌だった。学校のクラスなどは時間をかけて何とか関係を作っていく事ができたけど、飲み会などは誰も私と話したがらないので、1人でポツンとなってしまう事も多く、①の「どうせバカにしてるんでしょ」「どうせ私の事嫌いになるでしょ」ベースが更に強固なものになって積み上がっていった。

③①②でかなり頑なになっていたところに夫と恋愛をする事になれて、とても嬉しかったし、自信になった。しかし、当時の夫は私が夫の思い通りにならない事を「愛がない」と言って責め立てる人だった。今思うと酷い話だが、私は①の経験から当時はとにかく自分が間違っていて相手が合っていると言う考えだったし、②の経験からこれを逃すともう二度と私の事好きになってくれる人などいないと思っていたので、一生懸命言うことを聞いていて、3時間とか遅刻されても(ほぼ毎回連絡なしで。連絡すると叱られた)、なぜ私が?と思うような雑用を言いつけられても(夫の代わりに夫の私物の買い物とか)、何も言えなかった。フルタイム正社員共働きでも家事はすべて私、子供が小さい時も家事はもちろん育児もほぼノータッチで、私は仕事の後保育園に子供を迎えに行き、子供をおんぶしながら疲れ果てた体で家事をして、横でテレビを見てのんびりしている夫にヘルプを出しても、「だらしがない」と叱られたり「それは女の仕事だろ、俺のお母さんは全部やってた」などと言われると「確かにそうだな」と思ってしまい、奥さんやお母さんとしても私はみんなと同じ事ができないダメなヤツなんだと言う思いを新たに重ねていき、また強固なものになっていった。
ただ、最近の夫はかなりマシになって来て、10回に7回くらいは会話も成り立つようになっている。家事も以前は0%だったが、2%くらいに増えた。かつては私の家事へのアドバイスやダメ出しもすごくて、それも全部受け止めて「ダメな私」を育てる養分に使ってしまっていたけど、最近は私が「うるせえ」と言い返すからかアドバイスやダメ出しはなくなった。

こうやって挙げてみると、ちょっと、いやかなり自分が不憫で、「仕方ないよねえ」と言ってあげたくなってしまうが、今回の目的はそれではない。
もうこの作業は結構やってきた。可哀想な私は私自身が存分にもう理解して、共感して、一緒に泣いて、さらに長い時間かけて慰めてあげたので、私は私にそろそろ「じゃあこれからどうしよっか?残りの人生、もっと楽しく過ごすにはどうして行こうかね?」と問いたい。

今までのことは事実として一度置いとこう。決して消えて無くなりはしないよ。
だけど母やかつての夫が、どんな過去や思いがあって私に理不尽をぶつけまくるような人間になっちゃったか知らないけど、とんだとばっちりでしかなく、私のせいではないよね?今ならそれがわかるよね?
容姿にコンプレックスを感じなきゃいけない場面に行く必要ももうないし、容姿であからさまに接し方を変えたりするような幼稚な人は、もう私の周りにはいないよね?

じゃあもうウジウジしてる必要なくない?だって、大好きな子供達や大切な友達やこれからの私が出会うべき人は、私にこんな過去と思いがあってこうなっちゃったなんて知らないし、もしせっかく真っ新の状態で私を見てくれたとしても、単なる卑屈で自意識過剰なメンタル15歳だけど実年齢44歳の激イタこじらせおばさんとしか映らないじゃない!
「どうせバカにしてるでしょ?」とか「どうせ私の事嫌いになるでしょ?」って思いながら関わられて嬉しい人いないよ〜。やばい、これからの私の人生に私がこじらせおばさんでいる事のメリット一つもないんだけど!

私だって、私の母や夫の過去や思いなんて正直知ったこっちゃないし、どんな理由があったって、自分への理不尽な扱いは受け止めてはあげられないし、何なら絶対に許せないしもう関わりたくないとすら思ってるんだから、私もどんなに近くて親しい人でもそっちに転ぶ可能性があると自覚しなきゃ。
理不尽な振る舞いを何とか受け止められるのは唯一自分の子供だけだわ。それだって、24時間365日となるとキツいけど、まあ自分で育てた子供だから…と思ってどうにかするしかないけどさ。それ以外は本当世界中全員無理。
「私の過去は大変だったから、この理不尽、自意識を理解して下さい」は激ヤバよ。子供っぽいにも程がある。周りのみんな私の親じゃないよ。そりゃみんな逃げてくわ。私でも逃げるわ。知らないよ。楽しい時間を過ごそうよって話だよね。あーやだ。ヤダすぎる。ヤダヤダ。ヤダすぎる!!

あ、①から③まで羅列してる時は涙ぐんでたけど、「単なる卑屈で自意識過剰なメンタル15歳だけど実年齢44歳の激イタこじらせおばさん」って字にしたら涙引っ込んだ。

脱こじらせおばさんへの出口が見えて来たかしら。まだまだ長い付き合いになるのかな。諦めないぞ。絶対抜け出すんだ!
このままじゃ残りの人生こじらせおばさんからこじらせばあさんになってる場合じゃないぞ。逞しくて明るくて賢くて思いやりのあるばあさん目指して、頑張って生きていくぞ!

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