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レスポールスタンダード50s

こんにちは南仙台の父です。
借り物の60sと50sの比較なんかを記事で書いてみようと思っていました
が、残念なことに60sモデルがいったん返却となったのでしばらく難し
くなりました。
そのため、今ある50sモデルについて少し書いてみようかと思います。

50sモデルは写真のような感じですが、ネックやペグやピックアップな
どが60sモデルと異なっています。
両方弾いた感じでは個人の好みによっても変わってきますが、弾きやす
さでは60sモデルの方が良いかもしれません。
時代的な背景もあるかもしれませんが、特に早弾きを多用するようなギ
タリストには60sモデルが合っているように感じます。
音質的には最近あまりアンプで歪ませたりしないので、厳密に比較はで
きていませんが、50sモデルの方がフラットな感じがしました。
あと、トーンを絞った感じでも少し50sモデルの方が太目に感じるところ
もあるので、こうした点では何をやるかによって選択も変わりそうな感
じもします。
50sモデル同士、60sモデル同士の弾き比べはやっていませんが、何本か
選択肢があれば弾き比べてもいいかもしれません。
昔と比べると個体の暴れ具合もないとはいえ、色々なファクターで個体
の差を感じるところもあるので、東京や大阪あたりの大きな楽器店だっ
たら複数本在庫があったりするので弾き比べてもいいかもしれません。
また、製作年度によっても少し違う感じも出てきます。
弾き比べたことがないので何とも言えませんが、過去には数年の違いで
経年変化とは違った印象を受けることもあるので、色々試して気に入っ
たものを選ぶという基本的なことは工業製品とはいえども楽器なので、
やっぱり試してというのがセオリーなのかもしれません。

よくペグの話で、50sモデルのペグが心許ないとか、変質・変形すると
いった話を聞くこともあります。
微調整できないといった問題はありますが、経験則からすればチュー
ニングが大きくズレるといったことはありません。
どちらかといえば木材に拠るところだったり、個体差が大きいのはこ
ちらかもしれません。
50sモデルと60sモデルで単純比較しても、チューニングして一定時間
放置しても50sモデルの方がズレやすかったということはありません
でしたし、多少60sモデルの方がズレが大きかった感じもしました。
もちろん、実用上での問題はありませんし、60sモデルの方が製作年度
が早かったということもあったので、どういうファクターが一番効い
たのかはよくわかりません。(基本的に同じ条件で保存)
レスポールモデルが登場したての頃はペグのプラスチックが変色・変
質するといった苦情もかなりあり、オールドではペグが割れてしまっ
たといった話も多く聞きました。
もちろん、フルミントのベストコンディションのオールドというもの
はほぼないと思いますので、保管方法や使用環境などを考えると経年
変化は避けようがありません。
今でもこうした話が元となって、プラスチック製のペグに対する信頼
感がないところもあります。
過去も両方使ってみて特にどちらが悪いといったこともありませんで
したし、少なくとも最近は劣化しないプラスチックを使用しているこ
とも間違いありませんし、よほど酷い保管環境でなければボロボロに
なるといったこともなく、チューニングに苦労することもありません。
慣れだったり、ビジュアル的な問題の方が強いと思うので、あまりこ
の話題は意味がなさそうな感じもあります。
国産ギターの方がチューニングが狂わないという話も必ず出てきて、
いつも突っ込まれていましたが、正直なところはあまり変わらないよ
うに思います。
フロイトローズとかの固定式でない限りは狂うことは間違いないです
から。

また、60sモデルが戻ってきて、時間が取れればアンプを通しての歪
みとの比較なども含めてレビューできればと思っています。
ただ、個別にスタジオで弾いている中では、ショボいアンプやエフェ
クターとの関係性は良くないかもしれません。
ノイズの面だったり、音質面も大きく影響します。
最低限のクオリティーの組合せで弾かないと意味はないとは感じまし
たので、どこかでそこそこのアンプ(チューブ系)との相性なんかも
見てみたいとは考えています。
暖かくなってきたらやってみたいと思います。

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