虚楽神(キザな詩篇)
錯覚の現実に在りながら
本質は虚に宿りし
虚は悪か、虚しいか、辛いか、嫌か
その逆だ、無いと言う空気の如し
全てと言ったほうが良いのかもしれない
神性は既に物質ではなく
精神の方だろう
神話の世界は虚空なり
語りつつも言葉は限りなく
虚構の中に浮かびし
意味なくして意味あり
虚なる存在、虚なる理
何もないが故に全てあり
虚なる空間、全てを包む
神話の世界、虚無の彼方に
物質は限りあるが
精神は無限なり
虚構の中に真実を見る
虚楽神、虚空の果てに
虚なる存在を讃えつつ
我らは錯覚の中に在り
本質を見失わず
虚空の果てに神を見る
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