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言葉を贈る、ということ。

「おめでとう」という気持ちを
何かのカタチにしたいなぁと思った

だけど私は手作りが苦手

手作りのクッキーは盛大に焦がしちゃうし

先日の事件

母が得意なミシンも
妹が得意な刺繍も苦手

スイーツ作りはなぜか夫の方が得意で
息子はお誕生日には
「パパのチーズケーキがいい!」
とリクエスト


あぁ
私には手作りのプレゼントという道は無いのか……と半ば諦めかけていた


そんなとき
大好きな可愛いお友だちが
教員採用試験に合格して
来春から保健室の先生になることに!

何かお祝いしたいなぁと思っていたら
その子がまさかのリクエスト


「ななっぺ、お祝いに詩を書いてくれない?」

え!?

プレゼントに、詩を書く!?

おおー、、、
最初に感じた感情は、プレッシャー。笑


書けるのかな?
その子が喜ぶものが

そればかりがぐるぐるした

しかも私が書いた詩を
保健室に飾りたいと言うではないか!

責任重大だ……

でも
その友達をお祝いしたい気持ちは本物だし
その子がきっと素晴らしい保健室の先生になるんだろうなぁという未来はもう見えている

その気持ちをカタチにすればいいんだよね


あとはもう
プレッシャーとかは無くして
ただただ
その子に気持ちを伝えたいという気持ちだけに集中することにした


「今日だな」

なんとなく
今日書きたいと思う日があった

ノートを広げて集中する
伝えたい言葉はなんだろう
どんな絵が浮かぶだろう……

その子が今までやってきたこと
そして
これから保健室で出会う子たち

こんな気持ちで保健室にいたら
きっとたくさんの子どもたちが幸せになる場所になるだろうなぁ……


そんな幸せな光景が浮かんできて
言葉が次々と溢れてきた

言葉が出てきたら
絵が浮かんだ

あたたかくて
優しくて
いつもここにいるよ

安心できるように


ここが
みんなの居場所になりますように……

そうしてできた
一つの詩

生まれたばかりの 小さなお花
人目のつかないところで ひっそりと咲くお花
茎が折れて 今にも枯れてしまいそうなお花
強く見せたくて たくさんトゲをつけて
大きく大きく咲くお花

みんなみんな だいじょうぶ
わたしは ここにいるよ

ぽかぽか あったかい
キラキラ きれいだね
あははのは たのしいね

みんなみんな だいじょうぶ
わたしは いつでも ここにいるよ


詩を書きながら

その子が
あははははと
子どもたちと爆笑している様子が
目に浮かんでくる

静かに泣く子の
背中をさする様子が浮かんでくる


書きながら思った

わたしもこんな風に
子どもたちの居場所をつくりたいんだなぁって


わたしはここにいるよ
わたしはいつでもここにいるよ

だいじょうぶ
だいじょうぶ


4月から
本当に楽しみだね
また
お話聞かせてね


合格本当におめでとう



出逢ってくれて
ありがとう♡



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