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アトピーはバリア機能障害

「スキンバリアの機能低下がアトピーの発症に関与している」

これは、2009年、イギリスの有名な皮膚科医のコーク博士が発表された
論文に記述があります

スキンバリアを破壊する因子3つ

①界面活性剤
②黄色ブドウ球菌などの微生物が産生するプロテアーゼ
③ステロイド外用剤

①と②の2つは今現在の標準治療です

界面活性剤は、石鹸やボディーソープに含まれていて
ごしごしボディーソープの泡たっぷりのタオルで
皮膚をこすっていると
天然の保湿成分を洗い流し、スキンバリアを壊していることになります
しっかり洗って黴菌を落として、保湿しましょう
とよく言われますね

また、
ステロイドは強力なものは3日間、弱いものでは6週間使い続けると
バリア機能の低下が観察された
という論文があります

ステロイドは一時的に炎症が鎮まっても、
皮膚バリア機能が失われるので
アトピーはさらに悪化していってしまうという
悪循環になります

なかには、ステロイドを使っても
すぐに炎症が治まり、何ともない
という人もいることでしょう
しかし
全くよくならない
という人もいて

そのようなときは
それ以上続けると
かえって悪化したり
むしろかゆみが出てきたりするので
リスクが大きいです

また、お風呂にて
ボディーソープをもし使われているなら
洗い終わった後、とても乾燥していないですか?
ちょっと気にしてみてくださいね

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