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リア充の共テ期間の過ごし方

こんにちわ皆さん。リア充です。

共テを受けた受験生の方々はお疲れ様です。

そして私はリア充です。
学校ではいつも甘美な孤独を謳歌しています。
しかし私はリア充です。

今日はそんな私の共通テストの過ごし方を解説していこうかなと思います。暇な方々はぜひお付き合い願いたいです。



共通テスト期間、、、それは一体どこからどこまでを指すのでしょうか。
もちろん、安直に考えればテストが実施される2日間ですね。
2024年度だと、1月13,14日です。

ですが、受験生の方々にとって「共通テスト」という戦争はずっと前から始まっているのです。
二学期末試験が終わった頃から、私の高校では共テに向けた特別授業が各教科で実施されるようになりました。
授業の方向性が「理解」から「点数稼ぎ」に移行した、と換言しても良いかも知れません。
当然、内容としては演習課題を解かせては解説することの繰り返しです。通常授業よりも退屈なものになります。
食傷気味になりながらも一週間その苦行に耐えた後、土日に待っているのはマーク模試。
自己採点の時間は誰もが悲喜こもごも、、、いえ、その多くは不安に満ちた表情で、自分の点数を眺めています。
首をもたげる不安や焦燥を払拭する間もなく、また次の一週間が始まる、というわけです。

受験生でない方々もこれがいかに辛く苦しい日々かということは想像に難くないでしょう。

しかし、彼らは挫けない。

理由は単純、、、彼らは「受験生」だからです。
予備校生にせよ、現役学生にせよ、身の回りに居るのは皆、自分と心境を同じくした同志たちです。そこに点数の差はあれど、共に助け合い、高め合う仲間たちであるということは確かなのです。

誰かが言った、「受験は集団戦」だと。
一人で抱えきれないような不安に苛まれた時、真にそれを理解しうるのは親でも教師でもなく、自分と同じ立場に立っている者だけです。
彼らは一人じゃない、だから挫けないのです。

一般論はいい、そういうお前はどうなんだよこのクソ陰キャが!!!
という声が何処からか聞こえてきますね。


そうです。私は「彼ら」とは違います。
彼らの「共通テスト期間」は、試験前一、二ヶ月。あるいはそれより前からスタートしています。
私はというと。
私の「共通テスト期間」は、1月12,13,14,15日。
この4日間だけです。

私が1月1日0時0分に投稿した記事を読んだ方なら想像できるでしょうが、私は「彼ら」と比較すると蚊ほどの量しか勉強していません。
ボッチなので「受験は団体戦」には参加できません。
かといって全く勉強していないわけでもないです。少なくとも授業にはきちんと出席しましたし、塾にも行きました。
授業という名の妥協、とでも言いましょうか。
完全ノー勉で人生を捨てに行く連中にも、受験に人生を懸ける連中にもなれない。
「受験生じゃないのに共テ対策受けてるヤツ」だったわけです。

そんな私は共テ期間の4日間、、、、

毎日カラオケに行きました。


これをリア充と言わずなんとする。



共テ下見後


共テ初日
ヒトカラ。楽しい。


共テ二日目


自己採点後

映りこんだ友人はプライバシー等の観点から、首を切り落とした状態にしています。
本当は消しゴムマジック使いたかったんですけど、有料だったので断念しました。




「リア充」、、、、、、、。

世の中にいる「リア充」と呼ばれている人種は、スポーツができて、顔が良くて、勉強もできて、話も面白い、、、そんな非の打ち所のない者たちばかりだと思います。
私はスポーツも勉強も顔面もないので、当然彼女もいません。
スペックのどこをどう取っても彼らの足元にも及ばないでしょう。

しかし、彼らは共テ前日、そして当日にカラオケに行ったりはしません。
各々がテストで一点でも多く取るために、出来うるかぎりの準備を積み重ね、最終調整をしているはずです。
理由は様々でしょう。
今までの努力に報いるため、自分の進路を決めるため、もしかしたら隣りにいる彼氏や彼女のためかも知れません。

それが、、、リア充??


あ〜まいあまい。意識が低すぎる。
薄いこと、寒いこと、鼻で笑ってしまいますよもう。


私に言わせれば、奴らなど彼氏彼女がいるだけのエセリア充ですよ。
普段ボッチでも、絶対に越えちゃダメな一線を越えて充実した現実リアルを追求することこそが、真の「リア充」なのです。

以前「バイトテロ」という言葉が流行りましたが、あれは「リア充」のある一つの終着点だと私は思います。
彼らは、自分たちの「現実リアル」をより充実させるための行動を究極的に行ったに過ぎないのです。
たまたま、それがこの社会における犯罪行為に該当し、多くの人々の安心や信用に疵をつけてしまった、というだけで。
世の中には多くの趣味嗜好を持つ人々がいます。追求することで、社会が求める倫理観や道徳意識から逸脱してしまうこともあるのです。

私もリアルの充実を追求した結果、共テ期間のすべてをカラオケに費やした、というわけですね。

これを読んだ人の多くが「本来真面目に過ごさなきゃならない共テ期間中にふざけてる自分格好いいと思ってるイタイやつじゃん、、、きっしょ死ねよ。」と心のなかで思っていることでしょう。

その感情はきっと正しいです。

格好いいとまでは思いませんが、正直なところ三日目以降は、ただただカラオケに行きたかった、という理由だけでなく、共テ期間中ずっとカラオケに行った、という事実欲しさにカラオケに行っていた節もあります。
もちろん、共テ期間中には真面目に勉強したり心の平静を保つための行動をするべきだ、というのは正しいです。
それを分かっていながら逆張りしてわざわざふざけているやつがダサい、というのも十分に理解できます。

が、、、

「私にはできたのに、彼らにはできなかった。」
その事実だけは明確に存在し続けます。

あなた達は、やらなかった、じゃないんです。できなかったんです。
まともに受験に挑んでいる人間の思考回路には、共テ当日にカラオケに行こうという発想は絶対に出てきません。
出てきたとしても行動に移すことはできないでしょう。
ですが私は、そこで全ての流れに逆行してカラオケを取ることの出来る人間こそが、真にリア充と呼ぶべき存在だと思うのです。

世に蔓延る高3生のエセリア充達に果たしてこれができたでしょうか?
4日間ここまでやれたでしょうか?
この先出来るでしょうか?


夜神月は名実ともにリア充

答えは、否。
出来るはずがない。


彼らは確かに友達も恋人もいるかも知れません。
世間一般で言うところの「リアルに充実した人間」なのかも知れません。
ですが、所詮は共テ当日は充実を捨てるしかない人間です。
「リア充」としての自覚が全く足りていない。

そんなだから私みたいなボッチクソ陰キャの眼鏡にリア充負け(現実世界における充実度指数において劣るということ)するんですよ。
いやぁ、嘆かわしい嘆かわしい。

こいつらがこれからの日本を引っ張っていくと思うと心配でなりません。
私みたいな社会のお荷物をきちんと担いでもらうためには、リア充という立場を最後まで貫き通す「覚悟」ってもんが必要でしょう。
もっと頑張って欲しいものです。









と、ここまでつらつらと書いてきました。
世の中にいるリア充と呼ばれる人間はすべて偽物で自分こそが本物のリア充なのだ、という文章を。
多くの人々がこの文章を読んで不快になったことと思います。
こんな気色の悪い陰キャの理由の分からない自慢話を読まされて、それだけにとどまらず馬鹿にされた、とあってはもう堪らないでしょう。今頃顔真っ赤にして反論を考えているでしょう。

その感情こそが、あなたが非リアである何よりの証拠とも知らずに、、、。


「本物のリア充」がもしこれを読んだとしてもきっとなんの精神ダメージも受けないでしょう。

なぜなら、私はずっと「自分は出来ることがリア充もどきには出来ない。よって自分のほうがリアルに充実している」という理論展開でエセリア充を批判してきました。
ですが、逆に考えてみてください。
そう主張しながらも私はずっと「私は陰キャ、私はボッチ、私には彼女はいない」と何度も言ってきました。
リア充たちからすれば、彼らが共テ当日カラオケに行けなかったように、私も彼女や陽キャの友達、クラス内での地位を築くことは出来ない、ということに気づくはずです。
つまり、「私に出来ることがリア充もどきには出来ない。しかし、リア充もどきに出来ることが私には出来ない。」ということです。
私が今まで書き連ねてきたリア充批判は、リア充からしてみればすべてブーメラン。自分自身を攻撃しているのと同じことです。

要するに、何が言いたいかと言うと。
「本物のリア充」であればこの自縄自縛に気づけるはずなのです。
裏を返せば、それに気付けない時点でそいつは非リアだと言えます。

私の文章を読んで、不快感を覚えたり、怒りに駆られた方、、、、あなたは非リアです。しかもただの非リアじゃないですよ?
非リアのくせにリア充叩いてる文章を読んでいっちょ前にキレてる勘違い野郎です。
「エセリア充」ってのはそういうヤツのことを言うんですよ。


なので、この文章を読んで少しでも不快になったり心のなかで反論した人は、まずは自分が勘違いリア充もどきだということを心に深く留めて、その上で今後は慎ましくなんの取り柄もない非リアとして生きていってくださいね。

心から応援していますよ!

なぜなら、君たちのような恋人も陽キャの友達もいないにも関わらず共テでふざけることさえしない人間たちが、これからの日本を支える人材として成長し、結果として私のような社会のお荷物を抱える役目を負うことになるからです。

それでは、非リアの皆さん、日本の未来を担うため、二次試験頑張ってくださいね。


以上、リア充による共テの過ごし方でした。
おしまい
















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