農業やってみました


2週間前に仕事を辞め、友達に誘われ林間学校の手伝いに行った。長崎県島原半島にある塔坂(とうのさか)地区という集落にある、「とんさか森の楽校」という施設である。そこでは、「遊び」「まなび」「癒し」の3つのジャンルを中心に四季折々の「授業・プログラム」を日帰り、長期滞在といった形で提案している。




で、そこで何をしたか?

時は4月の頭。筆者は思うところがあり3年やっていた仕事を辞めた。モヤモヤとした心境の中、小1から長い付き合いである幼馴染に一か八かで相談をするべく電話をかけた。すると、電話口で仕事で関わりがある林間学校で作業があるからボランティアがてらまずは一緒に行かないかと言われた。断る理由もないのでyesの返事で、その週の週末、泊まりがけでその施設まで彼女の運転で出かけた。(生憎筆者は運転免許を持っていないので)

 

  

その時のメインの作業はかつて牛小屋だったスペースの断捨離作業であったが、学校の管理人である高橋校長より田んぼの手伝いを体験してみないかとお声がけいただき、雑用がメインであったがお手伝いをさせていただいた。その日の作業は崖の草刈りと土を耕すこと。刈り取った草は田んぼの真ん中で燃やす。その後は田んぼの周りの水路を作るためひたすら鍬で土を耕す。とまあそんな感じで「土いじり」の体験をしてきた。


何を感じたか?

 

 筆者の実家は市街地にあるため、どちらかといえば普段から自然と接することはあまりない。玄関を出て数分歩くとスーパーやコンビニはもちろん、飲食店も林立する便利な場所に住んでいる。普段から「便利な生活」に慣れていると、我々がいつも食べている米や野菜、肉や魚というようなものがどのような方法で生産され流通されているのか考えることはあまりない。だから言ってみれば「あって当たり前」みたいな感じで普段3食食べていた気がする。小さい頃、親や学校、もしくは保育園で「残したらいけません」と言われ、純情にそれに従ってきた。今回田んぼに行き、どのような方法で米ができて我々消費者の元に届けられるのかというものを実際に見てきたが、稲穂一つ一つにお百姓さんの思いが込められているというのを痛感した。刺激に飢えているそこのあなた、農業体験というものをやってみませんか?

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