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10/20立川BABEL Halbie

新譜 「満月だった君へ」配信リリース後初めてのライブ参戦でした。
立川BABELは1年前にHalbieと初めて対バンした箱で、そのライブをきっかけに知ることができました。巡り合わせに感謝です。
今回はバンドメンバーと共に1つ前のふれふらから聴いてました。ふれふらさんも1年半くらい前に対バンしたことがあってさらに懐かしさがありました。
いろんな繋がりがあるもんですね。

東京のせい
初めて出来た曲とのことですが、今回のレコーディングやリリースを経て、歌詞やフレーズの躍動がぎゅっと固まったような印象です。ライブで聴くたびにドラムのメロディックなタム回し、どうやってこれを組み立てていらっしゃるのか不思議です。演奏もリードとのユニゾン感も増してきているように感じる。
イントロのギター、そしてベースへと繋がる最初のフレーズから、最後の3音で打ち抜いてくるキメまで初期衝動が絶えず鳴っているようなワクワク感大好きです。

灯り
今日は昨日までの暑さを忘れたような肌寒い1日で、MVの雰囲気も思い出しながら(髪色がとても爽やかになってましたが)ゆっくり聴き入りました。
箱の広さもあってか、重すぎもなく空間を包むような音のバランスだったかと思います。
ゴリゴリに重いのも好きです。でも今日の方が少し前を向いているようなそんなイメージで、それもこの曲の一面なのかもしれないな、と。

セーラールック
初めて自主企画ライブで聴いた時から、もう大好きです。ドラム入りのあのフレーズ、さあ始まるぞ着いてこいと言わんばかりのスタートダッシュ。間髪入れずの歌い出し。最高かよ。
歌声と歪んだベースラインがかっこよすぎる。テンポ感を殺さずに最高に引き算した上で2人ともかっこいいし、ドラムとギター2人が入ってくるのが待ち遠しいあの時間。(新譜の音源聴いててここで泣いた。真夜中に机に突っ伏した、助けてくれ)
最高かよ。
バッキングのカラッとした刻みをリードがグイグイ引っ張る姿も天才だと思う。リードギターの音作りのことは全くわからないけど溶け込んでるのにやっぱりクソかっこいいとおもってしまう。

ドラムがこの手数テンポで進みながら、誰も振り落とされない、むしろ全員が前に出てくる。顔を見せてくる。なのに歌詞の語感の良さ、歯切れの良さ、そこが好きだと思える。音源でもライブでもそこを損なわない。素敵。
ボーカルのリズム感や抑揚がずっと気持ちいい。
最高かよ。

追記
帰路で一緒に行ったバンドメンバーと話しながら、あれ?スラップしてたよね?この曲だっけ?あれ?
まじかよ、多才かよ。となりました。

最低限
職場の後輩と好きな音楽の話になった時、新譜を聴いてもらって1番好きだと言っていたのはこの曲でした。
歌詞の温度感(私はよく温度や湿度で音楽のことを話すらしい)に対してのテンポの心地よさ、リードが長く優しい音を鳴らす中でのベースが歌っている時間、歌詞の端々で出てくる言葉がチクリとする場面でも曲調全体の柔らかさがバランスをとっているなあと思ったり(何も考えず聴いていたり)。

この曲に出てくる人に向けた優しさ
歌う人の真っ直ぐさや視線の向く先を想像したり
ふと自分に省みる瞬間があったり
浮かんでくる登場人物の歩みを聴く時々で想像させてくれそうです。
今日もビールを飲みながら、中年男性としてアルコールで体を汚しながら。

ん、帰りしな音源聴くともっとパリッとしたイメージでもあった。
なので、これはこれで今日の感想なんだろうな。

入道雲を溶かして
季節の変わり目とは言いましたが、昨日まで最高気温30℃だったので、気分的にはこちらのほうがしっくりくる。
1年前に初めて、対バンすることがわかって予習のために初めて聴いたのはこの曲でした。
YouTubeで検索すると初めにこれが出てきた。
もうそこで刺さってしまったので、ここに至る。
自分の練習はそこそこにして、上がってる動画を全部見て、当日は挨拶したい!と思いつつ
実際に対面した時には、事務的なことを先に済ませようと
「すみません、ドラムの方はいらっしゃいますか?」と、空いたスペースに機材を置かせてもらうお願いをしようとした結果

「あ、、はい…」

と。急に話しかけてかなりビビらせたのを覚えています。ほんとにすみませんでした。
成人男性からいきなりは私もビビります。気をつけます。
ライブ終わりに弁明しようとしたらすでにご帰宅されててとても反省しました。

話は戻って、ライブの締め、この曲の青さが気持ちよかったです
1番聴いてきた曲でも、ライブで表情が変わっていくのがまた面白いです。楽しませてもらっています。

活動再開後アレンジされてたドラムのフレーズ。
今回もフィルの位置がまた変わってて、そう来るか〜ありがとうございます!の気持ち。
2番Aメロの所とか、1番最初に聴いた形も好きでした。やりたいことが沢山溢れてるあの感じ。
現状のスッとそれを抑えて落ち着かせてる選択もそのあとの復帰が自然になっていて素敵です。
何もかもあくまで感想です、気にしないでください。

花冷えや入道雲を溶かしては、知ったきっかけになった曲たちなので、その時々でいろんなシーンを想像しています。

風景や人の表情
季節の過ぎ方
振り返った時の全体像
バンドが積み重ねたもの
ただただリスナーとして感じた変化
ライブが終わってしまう寂しさ

溢れる。

帰りの電車から家に着き、たらたらとこの文章を書きながら、
行けて良かったと思っています。


立川は遠かったですよね
でも一年経ち、またBabelのステージに立ってる姿は素敵でした

刺さった杭はそのまま、よりバンドとしてかっこいい姿を見れて嬉しかったです。そろそろ貫通しそうです。

お疲れ様でした。良き夜を。

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