Z②
Zシリーズは、懺悔のフリして「罪は認めるけど、だから何なの?お前に責める権利ないよね」という私のプライドの高さが伺える。
とある悪いことを昔して、今罰が返ってきている。
協力者に「そのことの感想をまとめてから教えてくれ」と言われたが、ちゃんと反省できるのは思考が浅い今だけだ。
深くなると「でもアイツだって…」と私は粗探しをするので、深く考えないことにした。罪悪感を軽くして楽しく生きるために、私の脳みそはいらないフラッシュバックはするくせに(最近は「仕方ないよな過ちを正すため」と思ったら嫌悪感が薄れてきたが)、そういう結論を取ってしまう。とりあえず、何も考えず距離を取るべきだ。もうそれ以上考えると、「私はやはり死ぬべきだ」という結論になる。
いくら考えても、彼女は悪くなくて私は悪人。これでいいのだ。そして彼女は私の死を拒否している。
それから、彼女から距離を取るために、アクセスをしづらくするために、私は推しカプの卒業制作をすることにした。
今の推しカプは、彼女が好きな原作のカプだから。
彼女には話しかけない、近寄らない、別の部屋で過ごす。
彼女の辛かった経験と似たような経験を、私も何年も感じていたことがある。だから、彼女の辛かった気持ち自体は分かるけど、やはり私が馬鹿だからかどこか他人事に思えてしまう。
あれ以上の共感をしようとすると、脳みそが痛くなる。彼女だって他人を傷つけている。悲劇のヒロイン面しているけど彼女だってあの頃の私と似たようなことをしている。暴言吐いたり、他人の物を我が物顔で使ったり。まあ私が元凶だし、私よりはマシだけど。(ほら、こんな風に自分以外の汚点を粗探ししてしまう。だから反省していないと言われる。だから、こういう汚い思考は本来、自分の外に出すことじゃない)
そういえば最近、「私の中の私が悪い思考をしている」と悩まなくなったな。
自分の中の毒を、自分として受け入れたのか。そうか。
この記事を協力者に見せるのはやめよう。
明日は毒にも薬にもならない話をしよう。
どんなに弁明したって、私の立場が悪くなるのは変わらない。