ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために 感想

●本を読む目的
 
「今、ここ」に集中する
成功する人は、未来の不確定な要素に惑わされず、今、この瞬間にフォーカスしているとはいろいろな書籍に書いている内容だが、私自身は考え方といsて「今、自分が何をすべきかわからない」、実際になにか仕事をする際にも複数のことが気になっていったりきたりしてしまうたちがあるが、そう言った部分を治したい。

●印象に残った内容
・「忙しそう」にすることで社会的ステータスを上げる効果があるというのは、確かになあ〜と感じてしまった。Outlook,Googleのカレンダーが埋まっている上司を見ると、忙しいんだなあ=需要が高い人材なのだなと見える。一方で、声をかけづらい、なんか忙しそうな割に何しているかはよくわからないといった不信感にもつながりうるなあと

・「パーキンソンの法則」については第二法則「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」※のほうが実感がありすぎて困りる。収入は上がっているのに、貯金額がほとんど変わっていない。クレジットカードの請求額をみて驚愕するも、明細をみると確かに覚えがある、、ほんとに見直さないといけない。
https://www.murc.jp/library/terms/ha/parkinsons-law/

・「もしこの話を断ったら、今から1年後に私は後悔するだろうか?」とチャンスを逃さないための考え方が記載されているが、ここまで大層な話でなくても、普段の生活の中で「これをしなかったら(あるいはしてしまったら)1年後後悔するか?」と自身に問いかけることで、サボるのをやめる、よりよい過ごし方をすることができるのではないか。

・「本当に興味があること」を知るために、「現時点の、時間の使い方」を振り返るのがよい
 →多いのはNetflix,Youtubeなどでドラマ・映画視聴、読書、サウナ、ジム、ゴルフあたり、あとは飲み会、インスタで美味しそうなお店探し
 →飲み会は好きで行っているというよりも惰性、、ほんとに興味がある、というとゴルフ?グルメ(×高級)

・「できない理由」は掃いて捨てるほどある。とあるが、数多の本でも書かれている内容。とにかく一歩踏み出すことに加え、「できるだけ小さい一歩を踏み出すこと」というのがこの本独自の内容かと思う。

・「あなたはどこに住み、どんな生活を送りたいだろう?そのビジョンを実現するために行動を起こしたらどうなるだろう?
「天職の見つけ方」で、「どんな服を着て仕事をしたいか。」から考えるのも一つの手段とあったが、それに近い話かな〜と思った。
どこに住みたい?→田舎すぎず、都会すぎない、車が必須でもない。都心に出やすい。空が広い、あんまり高いビル(10階upくらいのが少ない)。できれば一軒家。東向き。ナチュラルな感じ、木、自然、白って感じ。
どんな生活?→仮に10年後だとして、家族との時間が十分確保できていて、忙しすぎない。やりたい仕事をしている。月に1,2回くらいは会社外の友人と飲んだり、出かけたり。ゴルフ80台をコンスタントに出せる!

・「やりたいことがあるなら、開始日を決める」
「後回しにしない技術」でもあった内容。開始日、短期・長期の期限を定めること。とりあえず始めてしまうこと。それを周りに宣言すること。

・なぜ人はネットワークをつくり避けるのか。という問いに対して、「大変そうだから」と、ある特定の他人を利用する「卑怯なこと」という認識があるからだと書かれている。確かに、

●感想
 
「後回しにしない技術」や「ストレスマネジメント」に記載されているのと共通した内容は理解・共感できる内容が多かったものの、やはり成功譚であるため、バイアスがかかってしまうような気もする。
 
とはいえ共通する成功要因を見極めるという点においては読んだ甲斐があると感じた。偉そうになってしまった。。

●出典
ドリー・クラーク. ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために ディスカヴァー・トゥエンティ 2022年

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