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勝負強さを感じるMOS BURGERに”また来たい”。

今日はホリデーだ。念願のあのバーガーを試食してきた。ふと見えた車道わきの「モスバーガー」の看板をみて、期間限定で売り出した”黒毛和牛ビーフ100%のバーガー”がぽっと頭に浮かんだ。帰路の道のりは長い。ここで空腹を満たすのに丁度良い大きさと満足感だ。すぐさま路地を左折して、店内に入る。

モスバーガーなんて何年ぶりだろ。30代に入って自炊を始めてから、行かなくなったファストフード店。駐車場は満杯で店内に入ると空席は残り少なく、老若男女と楽しく気持ちよく会話するシーンが垣間見えた。レジで、「”黒毛和牛”ってまだありますか」とバーガーショップにそぐわないレアなオーダーをしてみる。

待つこと5分。「失礼します」とスタッフの声を横目に、木目調のテーブルにささっと巨大パティがお目見えだ。

一頭買い 黒毛和牛バーガー ~特製テリヤキソース~ ¥690

早速いただく。実は結論を先に言うと、「テリヤキバーガー」黒毛和牛verであり、肉肉しい歯ごたえと共に、濃厚な甘ダレがお口を駆け巡ったところで感想は終わるのだ。でも、美味しい。満足感もある。12月28日から全国で100万個販売したこのバーガーはすでに売り切れが続出しているとのことだ。名前に”テリヤキ”と謳っているのにも関わらず、売り切れるこの展開はなぜなのだろう。そこには、バーガーショップの戦略性が垣間見えた。

「期間限定、黒毛和牛」というフレーズ、スマホに皆が検索する。画面に映るは、モスバーガー公式の洗練されたホームページの紹介。決めては、「各店在庫がなくなり次第、終了とさせていただきます。」の赤字だ。

私の好きなyoutuber"瀬戸弘司”さんがレビューしていたのだが、やはり、黒毛和牛と言いつつも「テリヤキソースが気に食わなかった」のはご承知の通りだった。レビューを観てるなら食べに行かなくても良いのでは?と思いきや、やはり好奇心をくすぐるネーミングだ。そして何よりyoutuberに限らず、ブロガーもここぞとばかりに「期間限定」をレビューをしているのだ。人はたえず、好奇心、探究心、そして期間限定も追い求めていく。

私が美味しさよりも感じているのはMOS BURGERの客を呼び込む独創性と勝負強さだった。結果、こうして私はお店に足を運び、売り切れる間際に商品を購入した。勝ち負けの話ではないかもしれないが、売り切れは目前だろう。そして、バーガーの感想を言い合うお客さんと店内の賑わう様子に、不思議と”また来たい”と思えた。もしご興味があれば、店内で出来たての黒毛和牛バーガーをお試しどうぞ。


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