115.「部下は上司に本音をすべては言えない」と解っていること
先日、会社の研修が開催された。
テーマは “心理的安全性”
(言いたいことが言える環境)
理論的なことはさておき、このセミナーで
全社を代表する先輩方のトークセッションがあった
人格的にもスキル的にも尊敬できる50歳代前半の
先輩たち。
それぞれ、カラーは違うのですが、
社内の“イクボス賞🏆”を連続して受けている。
ミスター心理的安全性!の方々
その先輩方のコメントやそこから感じたことを
書いておきます。
1.メンバーをリスペクトし舞台を整える
①挨拶は必ず目を見て最後まで目線を切らさない
・アイコンタクトで通じる、感じる関係に
(目と目で通じ合うby工藤静香)
②まず相手の意見を聞くようにしている
(主体性を大事にする)
・「どう考える?」 「どうしたい?」
・YESから始める
(不十分でも良い部分を探し伝える)
③一人一人の特性を見極める
・特性も日々変化していく→アップデートする
(頑張り屋は最後まで無理をするので
注意深くケアする)
2.リーダーとして意識していること
①自虐ネタも用いた自己開示で距離を詰める
・密かにメッセージを入れる(朝礼など)
②”かっこいいボス像”に近づくことを怠らない
・かっこいい像を持っている
・「楽しくなければ仕事じゃない」
・中間職に自分の分身をつくることを意識
③意思決定の際にはメンバーと適切な壁を作る
・親密感だけが安全性ではない
(適切なジャッジ力)
・同行訪問や雑談時にはチャラケて壁を壊す
3.作られている環境
①権利と義務を果たす職場の雰囲気
・いつも一生懸命取り組んでいるメンバーは
周囲が助けてくれる(助け合いの雰囲気)
②ライン間のポテンヒットを拾いに行くメンバー
・そういうメンバーを称えて評価する
目から鱗のトークセッションでメモ用紙が
いっぱいになりました。
全員に共通していたのは、
周囲への“感謝”と“謙虚”な姿勢そして“覚悟”(3K)
・メンバーに恵まれてるといつも感じている
・自分1人では何も出来ないと知ってる
そして、特に象徴的だった言葉。
「部下は上司に本音のすべてを言えるとは
思っていない」
もしかするとそのような前提で捉える人だけが
本当の心理的安全性を築ける
リーダーかもしれないと感じる
学び多い時間でした。
良いタイミングのいい研修、ありがとうございました😊