BB18
BBというのはブラックボックスという意味です。黒い箱とは何のことを言っているのかと言うと、私が想定しているのは自分自身の脳みその事です。自分が自分の脳に記憶されている事柄に直接触れることが出来ないから、何が記録されているのか分からないから黒い箱と変わりない、と言う意味を表現しています。自己である意識が認識している記憶はほんの少しだということは承知だと思う。しかし、何かの拍子にずっと忘れていた何年も前のことを鮮明に思い出したりします。
思い出せないだけで脳の中に記録されているということになります。ど素人の考えなんだが大きな頭のうち脳幹やら小脳だけで生命維持に必要なコントロールは出来ているとすると、その他の頭の大部分の大脳皮質は何の為にあるのかいな? と言う疑問が湧いてきました。この大脳皮質は記憶装置と考えられる。生まれてからの出来事の記録が全て記憶として記録されている。70歳80歳の爺さん婆さんが子どもの頃の出来事を嬉々として話すことは良くあることで覚えている覚えていないということは時間の経過ではなく、出来事の認識強度に左右されると思われる。その記憶をどんどん遡ってゆくと幼稚園の頃の周りの景色だったりする。強度が弱くて思い出せないことも全て大脳皮質の中に記録されていると考えられる。つまり生まれてからの経過を全て記録されている、ということ。それは何層にもなっていて添え数字も関連付けされていて独自の構造になっていて他からはアクセス出来ないように暗号化されている。何かを思い出す時など、その鍵となる事柄は思い出す事柄と直接関係がない場合が多くほんの少しの感情の縦軸によって関連付けされているように思える。そう、感情の縦軸、階層を貫いているのは感情。
多くのヒトがその感情の縦軸によって記憶が貫かれていて、自分にとって不都合で困らされた時に湧いて出てきた怒りなどで貫いている場合など、怒りが出た時にいつも思い出して、数年前のことで一度しかなかったことを昨日のことで何度も起きた事のように何度も言う。のを聞いたことある。時間の経過に関係なく決して忘れる事のない過去の記憶は強い。それはそのヒトのあらゆる行動を司っているそのヒトを動かしている心の一部でもあるそのヒト本体なのだろう。その本体は自我という自分の意識さえも支配している。こちらから触れることができないから困っている。それは大脳皮質の前頭葉のことで脳科学では「闇」とか何とかもったいぶっているが
自分でさえ自分の意識を動かしているその「闇」に弄(もてあそ)ばされている。20240715記