BB23
なんのことはない。楽して儲かる。誰しも苦労しないでお金を手に入れることを目論(もくろ)んでいるのです。宝くじなどはその典型例で明確な論理は全くないのだが、当たるんじゃないかな、って思って買いに走ります。確率で言えば億分の1あるのかないのか知らないが当てようとして当たるもんじゃなし、しかし、買わないと絶対に当たらない。現に当たる人は存在している訳で当たらないことはない。何が当たる当たらないを決定づけているのか、を掘り下げたいと思います。宝くじの雑誌などを見ると、当たる売り場がどうしたこうしたとか出る数字の傾向と対策なんかが載っています。あと、呪(まじな)いです。願かけやパワースポットでなんやか、ですがわんさか人が集まり満員御礼です。良いエピソードだけ連呼され過大に伝えられ広まった顛末だろうと思います。自分に都合の良い情報だけをより集めます。しかし、結果はだいたい外れます。仮に少額が当たったとします。この場合パワースポットのご利益があったと捉(とら)える人も多いでしょう。コレがはっきりとした実証になると考える人も多いでしょう。また、ギャンブルする人あるあるだがゴミを拾ったりして良い行いをしてツキを呼ぶなんてこともよく聞く。それもコレも受け取る本人次第でして科学的根拠はどこにやら。本質的には自分自身の思いという脳の働きの方が重要でして、科学的根拠は2次的3次的なことであって大したことではないのです。
麻雀の小説を書かれたある作家さんのラジオでの話しがスゴく共感して納得した。麻雀をヨットレースに例える話しが良かった。麻雀はツキとテクニックのゲームだがこのツキをヨットの風に準(なぞら)えて話していた。ヨットは風を読んで帆を操作して進むが、風は気まぐれで強かったり弱かったり前後左右上下いろいろ吹く。その風の流れを読んで帆で待って勝ちに行く。麻雀も似ててツキの流れを読んで帆を操作してツキを待ったり流したり、良いツキの時は全力で大きいのを狙いに行ったりするそう。コレがギャンブルに言えてツキの流れを感じるのが心地良くなってギャンブルを辞められなくなるのがあるんだよなぁ。それがつまり射倖心を刺激されて気持ちよくなる原理です。それは先に書いた科学的根拠ではなくて自分自身の持っているモノ、なんて表現良いのか出てこない。20240818記